先週のシルクレーシングに引き続き、キャロットファームも追加募集が発表されました。
(牡・武井厩舎)
父:キズナ
母父:アメリカンフェロー
一口17.5万円
(総額7000万円)
アナアメリカーナの23
(牡・奥村武厩舎)
父:コントレイル
母父:アメリカンポスト
一口15万円
(総額6000万円)
ダンサールの23
(牡・栗田厩舎)
父:ロードカナロア
母父:ハーツクライ
一口15万円
(総額6000万円)
エライヤの23
(牝・高野厩舎)
父:キタサンブラック
母父:シユーニ
一口15万円
(総額6000万円)
ポジティブマインドの23
(牡・安田翔厩舎)
父:コントレイル
母父:イコールストライプス
一口20万円
(総額8000万円)
メジャーエンブレムの23
(牡・石坂厩舎)
父:レイデオロ
母父:ダイワメジャー
一口10万円
(総額4000万円)
マハーバーラタの23
(牝・川崎・内田厩舎)
父:ドレフォン
母父:ディープインパクト
一口22万円×100口
(総額2200万円)
スーリーズの23
(牝・南関東・未定)
父:マテラスカイ
母父:ネオユニヴァース
一口20万円×100口
(総額2000万円)
クレスクントの23
(牡・川崎・内田厩舎)
父:モーニン
母父:ハービンジャー
一口18万円×100口
(総額1800万円)
シルクレーシングよりも後出しとなったキャロットファームは、先に厩舎と募集価格も発表しました。400口のキャロットファーム(地方馬は100口)と500口のシルクレーシングは、一般の競馬ファン向けの一口クラブですから『シルクで買えたからキャロットはいいや』ってなってしまうケースがあるんですよね。それをほぼ同じ期間で募集することで、割を食わないようにしているのでしょう。
(※キャロットファームは4/3~4/9、シルクレーシングは4/2~4/7、いずれも抽選)
気になるのは、サンデーレーシング出身のメジャーエンブレム。これまで産駒はサンデーレーシングで募集されてきましたが、急にキャロットファームで追加募集ですから、『これは何かあるな』と、どうしても勘ぐってしまいますよね。
父は大苦戦中のレイデオロ。メジャーエンブレム産駒もそこまで目立った成績を残せておらず、同じ牡馬のホーリーエンブレム(父ロードカナロア、総額6000万円)よりも募集価格が2000万円も下がっています。クラブサイドも頭を痛めながら、キャロットでの追加募集を選択したのでしょうか。
今回、注目はダンサールの23でしょうか。一つ上の兄・カラマティアノスが共同通信杯で2着。それも父がレイデオロからロードカナロアに替わった2番仔ですからね。期待の大きさだけで言えば、上を凌ぐはずです。
この追加募集馬たちが、実際に走ってみてどんな成績を残してくれるのか、今から楽しみですね。
覚えておきたい
特記事項ホース
16着:フィルムアクトレス
勝ち馬から6秒3差の16着。普通ならタイムオーバーによる出走制限が適用されるところですが、今回は“鼻出血による出走制限”のため、そちらが適用。4月23日まで出走できません。
実はこの馬『坂のない平坦コースの方が合っている』と以前から関係者が話していたんです。今回の出走制限により、ちょうど阪神開催が終わる4月20日に出走できませんから、次走は確実に平坦コースの京都が有力と言えるでしょう。
それに今回はダ1400mで距離も長かったですから、京都ダ1200mに出走となれば面白いはずです。
前走は鼻出血、2走前は出遅れて参考外。3走前に負かした馬たちを見ても、
3着レッドフランカー3走後1着
4着ヨシノヤッタルデー6走後1着
と、3頭がすでに1勝クラスを突破。ハイレベルな一戦でしたし、勝ち時計1.09.5は2024年のダ1200mのレコードタイム。
それより速かったのは、直近では2023年カペラSの勝ち馬テイエムトッキュウがマークした1.09.3まで遡らないといけないほどの好タイムです。
それを記録したフィルムアクトレスは、間違いなく2勝クラスでも通用するはず。よりスピードが生きる舞台なら、さらに上も目指せるでしょう。

赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。