個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #4】クラスの壁?いやいや、もっといい条件があるんです

個性派記者の本音トーク 赤崎


こんにちは。普段はクラブ情報を担当しております、赤崎です。

馬券攻略において大事なのは現場でしか聞き集められない関係者情報。ですが、それと同時にタイム面など数字の裏付けがあると、自信度が増すのは間違いないですよね。ということで、今回も平日コラム【先週の特記事項】でタイム面についてしっかりと先週の復習をしてまいりましょう。


◆覚えておきたい特記事項ホース

3/11(土)阪神11R・コーラルS(ダ1400)
4着:⑦ドンフランキー

⑦ドンフランキーは先週のコーラルSが、オープン入りして初めてのレース。直線に入ってもしぶとく粘っていましたが、最後は後続に交わされての4着。ダート1400m戦では初めて馬券圏内を外す結果となりました。

一見すると「さすがにオープンまで昇級すると簡単ではないよな」と思われるかもしれませんが、実はこのコーラルSの走りは、オープンでも勝ち負けに持ち込めるだけの力を証明する優秀な内容だったのです。注目すべきは着順ではなく、1200m通過地点の1分10秒8というラップですよ。

今年ここまでに行われた阪神ダート1200m戦で最も速い決着だったのは、2/19阪神11Rの大和S(OP)。勝ったケイアイドリーは、稍重馬場で1分11秒2という時計でした。これでこの馬はOP特別3勝目ですから、クラスでも上位の安定勢力ですよね。

ドンフランキーは良馬場で、そのOP特別よりも0.4秒速いタイムで1200m地点を通過しています。この時は他馬を3馬身から4馬身ほど突き放している格好。1200m戦の決着タイムより速いペースで先行しているのですから、後ろも簡単にはついていけませんよね。それだけドンフランキーは高い速力を見せつけていた上に、なおかつ先行勢で唯一上位に食い込んだのだから大健闘。このレースの上位勢は差し・追い込み馬ばかりですから、4着でも価値は高いです。

今回は1400m戦をそんな速いペースで走ってしまったため馬券には絡めませんでしたが、1200m戦に出走してくればまず勝ち負けが見込めるということ。オープンでも十分上位争いが出来る一頭ですよ。

ちなみにドンフランキーはコーラルSの前にも、昨年9/18中京12R(ダ1400m)で、1200m地点を1分10秒2で通過というすごいスピードを披露しています。距離短縮で出走の際には見逃せないですね。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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