個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #5】こんなに速い未勝利戦はなかなかない!

個性派記者の本音トーク 赤崎
こんにちは、普段はクラブ情報を担当しております、赤崎です。【先週の特記事項】も今週が5回目となります。もう皆さんにとっても『CHECKMATEの水曜日と言えば特記事項』と覚えてもらえる頃でしょうか?

とある会員様からも「水曜の仕事が終わった後に見て、書いてあった馬をチェック馬機能に追加するんだ」というメールをいただいていたそうです。皆さまも思うがままに当欄をお使いいただければと思います。


覚えておきたい
特記事項ホース

3/19(日)阪神5R・3歳未勝利(芝1800)
3着:⑪エレガントギフト
CHECKMATEでは【社台レースホース】の勝ち馬◎ソーダズリングから的中をお届けしたレースですね。クラブ所属馬とあって私が情報収集を担当していた部分もあるのですが、このレースに関しては各関係者がかなり強気でしたね。たしかに初戦は勝ちに等しい内容でしたからね。

さて当レースは、スタートしてからの800~1200m区間が12秒8-12秒8-12秒0と緩むラップ構成。こうなると各馬が余力を持った状態で直線に向くため、最後の2ハロンが11秒4-11秒4と全く失速しない速い流れとなりました。

もちろん、失速しなかったのは勝ち馬ソーダズリングが強かったという点もありますけども、これだけ上がりが速くなってしまっては、差し馬には楽ではない展開。これを4角11番手から3着に差し込んだ⑪エレガントギフトに注目です。

この2ハロン=22秒8という数字は、稍重馬場の未勝利戦としてはかなり速い部類です。同条件で22秒8以下のラップが刻まれたレースは、以前にわずか4例しかありません。

①2010/04/03
勝ち馬:アスカトップレディ(G3・3着!)

②2012/12/22
勝ち馬:リヤンドファミユ(OP馬!)

③2017/09/16
勝ち馬:タイムフライヤー(G1馬!)

④2021/12/18
勝ち馬:アカデミー(その後未出走)

アカデミーは故障してしまいその後レースに出てこられないまま引退してしまいましたが、稍重馬場でこれほど速い上がりが求められる中、上位に入ってくる馬というのは力があるんですよね。エレガントギフトは今回こそ勝ち切れなかったものの、脚力の高さは楽に未勝利を突破出来るレベルではないでしょうか。

ちなみに、7着だった新馬戦(1/9中京6R)のラスト2ハロンは11秒1-11秒1。4角9番手だったこの馬にとって“差せる訳ない”というレースでした。力負けではなかったんですよね。この着順を不安に思う必要はありませんよ。

赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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