先週は雨が降りしきる中での競馬開催。まるで梅雨かのようなここ最近のお天気には嫌気も差してしまいますが、競馬は天気に関係なく進んでいくもの。私たちはその天気によってどのように状況が変化しているかをしっかりと見極めないといけません。
実際にその先週は、時間帯によって馬場傾向がガラッと変わるということもありました。その辺りも含めて、きっちりと復習をしていきましょう!
覚えておきたい
特記事項ホース
3/25(土)阪神12R・4歳上1勝クラス(ダ1200)
1着:⑦グランアプロウソ
CHECKMATEがタネ銭レースとして公開した土曜阪神12R。その本命馬が勝ち馬の⑦グランアプロウソでした。1着:⑦グランアプロウソ
この馬は外国産馬ですが、母は日本の短距離戦線で活躍したフィドゥーシア。父はアメリカのダート最高峰G1・ブリーダーズカップクラシックを勝っている名馬ガンランナー。いかにもこういったダート短距離のスピード勝負が得意な血統なんですね。
実際にレースでは後続に3馬身差をつけての楽勝。勝ちタイムは1分11秒1(稍)でした。
さて、阪神ダート1200m戦では、翌日の日曜に2勝クラスのレースが組まれていました。CHECKMATEが馬連◎○1点目的中としたこのレースですね。

同じダート1200mのレースでしたが、タイムは以下のようになっています。
■3/25(土)阪神12R・4歳上1勝クラス
1分11秒1(稍重)
■3/26(日)阪神12R・4歳上2勝クラス
1分11秒0(不良)
額面通りに受け取れば「格上のクラスとたった0秒1差!大健闘!」と思えるかもしれませんが、併記したようにこの両レースは馬場状態が異なります。ダートは基本的に含水率が高まると脚抜きが良くなり、時計が出やすくなるという状況になります。
ということは、稍重馬場の1勝クラスと、不良馬場の2勝クラスがたったの0秒1しか変わらないということは、馬場状態を考慮するとグランアプロウソのパフォーマンスは2勝クラス以上だったのではないでしょうか。
更に一つ補足すると、2勝クラスを勝ったサトノテンペストという馬は3勝クラスでもまず通用のメドが立っている馬。これは、情報公開時の推奨文を見ていただきましょう。
-----(引用ここから)-----
このサトノテンペストは前走12/10阪神8Rが初めてのダート1200m戦だったが、その勝ちタイムは圧巻の1分11秒1。昨年6回阪神開催ではOP特別に次ぐ2番目の好タイム。良馬場という括りならば年間3番目の記録で、後に交流重賞戦線を席巻するシャマルが制した3勝クラスとも同タイム。とにかく高い適性を示す好内容で、冒頭の『通過点にしないと』という関係者の考えにも納得だ。
-----(引用ここまで)-----
そんなサトノテンペスト以上の可能性を秘めた走りを披露したグランアプロウソ。引き続きダートへと使っていくようならば、楽しみは大きいですね。

赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。