皆さまこんばんは。クラブ情報のみならず、馬主情報を担当しております赤崎です。
さてさて、今週からまたG1レースが連続していきます。来週はもう5月になりますし、あっという間にオークスやダービーが終わって、6月になって2歳のデビューする時期がやってくるんでしょうね。時の流れは本当に早いです。
そんなG1レースに関しては、今年から新規加入した山川さんが毎週まとめてくださいます。私は基本的に一般条件戦の復習を行っていきますが、今週の競馬が気になる方は是非こちらも合わせてご覧くださいね。
覚えておきたい
特記事項ホース
2着:③ジェンヌ
先週から京都競馬場がリニューアルオープンしました。実に2年半ぶりの開催とあって懐かしい気持ちもあったのですが、実際にパドックなんかを見ていると完全に別の競馬場が出来たという感じでしたね。私も早く足を運んでみたいです。
その京都競馬場はコースに関する変更はほとんどありませんでしたが、時間をかけて馬場を整備したことでかなり走りやすいコンディションに。その上で、芝の外回りコースの4コーナーは若干角度が緩くなりました。
その影響で、4コーナーを回った直後の馬群の膨らみ方が小さくなったんです。以前は外を通ってコーナーを回ってしまうと、前の馬群が膨らんで更に外へ追いやられるというシーンも少なくなかったのが、先週の競馬では比較的タイトに回れていた印象です。
面白い話なのですが、この改修によって最もロスが小さくなるのが『外の差し馬』なんです。内の先行馬は基本的にロスを最小限に抑える競馬で以前も今も変わりませんが、外の差し馬は必要以上に外に振られる可能性が低下。
対して、馬群が広がりづらくなるため内の差し馬は進路を見つけ出しづらくなるという流れ。開幕週でも差し馬の好走が目立ったのは、まさにこの変更の影響ではないでしょうか。
前置きが長くなってしまいましたが、このジェンヌも外を差してきたクチ。「なんだ、改修の恩恵を受けたのかー」と思われるかもしれませんが、レースラップを見ると話が変わります。
11秒4→11秒6→11秒4
高速かつ、ゴールに向かって加速!
こんなに速いラップが刻まれていたのに、外から鋭く脚を使って2着まで追い上げたのです。確かに2着まで来たのは4コーナーの改修の影響もあるかもしれませんが、このラップを後方から追い上げて勝ち馬と同タイムに食い込んだというのは、何よりもこの馬の脚力の高さ故なせる業。
これから先、京都開催が進んでいけば馬場にも傷みが出てくるはず。となると、この馬のような差し脚が更に活きやすくなるはずです。再び京都外回りのレースに出走してくるようならば、その時は注目したい一頭です。
赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。