個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #11】先週の京都に、年に一度あるかないかという珍しい勝ち方をした馬が!

個性派記者の本音トーク 赤崎


こんばんは。クラブや馬主情報を担当している赤崎です。

天皇賞春では、“ジャスティン”の冠名でお馴染みの三木正浩氏が初G1制覇を果たしましたね。同氏は靴小売業のABCマート創業者。まだまだ馬主業を始めてからはそう長くないのですが、早い内にG1タイトルにまで手が届きました。

この三木氏は競走馬だけでなく、繁殖牝馬も購入するほど馬主業に力を入れているのがポイント。今後は自身が生産にまで携わった馬も出てくるでしょうから、更に注目していきたいオーナーさんですね。 それでは、今週も復習していきましょう。


覚えておきたい
特記事項ホース

4/29(土)京都12R・4歳上2勝クラス(ダ1400)
1着:エーティーマクフィ

エーティーマクフィと言えば、2走前の四日市特別では本命馬として2万2520円的中に貢献した情報馬。当時は「亡くなってしまったオーナーの地元に照準を定めて仕上げた」という話も聞き入れていたように、かなり本気度の高い状況でした。

そこから中4週で臨んだ今回は、道中6番手からしっかりと脚を伸ばしての勝利。注目はレース上がり3ハロン36秒9というタイムです。

まだまだ比較対象の少ない状況なのですが、ひとまず改修工事後の京都ダート1400m戦においては最速のタイム。小雨が降っていたとはいえ、良馬場でこれほどのタイムがマークされた点は高評価すべきですね。

ここからは過去の京都開催とも比較していきましょう。良馬場ながらレース上がりが36秒台ともなると、基本的には先行勢が有利となります。差し馬が勝つとなると、上がり35秒台といった速いラップを刻まないと差し切れませんからね。

実際に、【良馬場・レース上がり36秒9以下・京都ダート1400m戦を6番手以下で勝った例】を調べてみると……

23年:1例
20年:1例
19年:なし
18年:1例
17年:なし
16年:4例
15年:1例


と、基本的には1年に1度あるかないかというものなんです。この事からも、エーティーマクフィの脚力とダート適性は確かなもの。昇級してもまず通用レベルと言っていいでしょう。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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