こんにちは。馬主・クラブ情報を担当しております、赤崎です。
先週末は私が当欄で推奨した◎アンリーロード(土曜東京9R)が狙い通りの完勝。そして相手関係も良い形で決まって、思った以上に高配当となりました。
そもそも、アンリーロードが6番人気というのもかなり意外でしたからね。情報をご覧になって的中報告をお寄せいただいた皆様、誠にありがとうございました。
【個性派記者の本音トーク:赤崎】
[5月20日(土)東京9R]
◎アンリーロード(6番人気)
△ハリケーンリッジ(4番人気)
○アリスヴェリテ(2番人気)
3連単:7万3060円的中
3連複:6750円的中
馬 連:8230円的中
……ただ、それを上回る反響があったのは加藤さんが推奨した日曜東京12Rでした。流石、良いところを持っていくお人です。私も負けじと頑張らねばなりません!
先週の的中の舞台裏については『スマッシュヒット』紹介ページでも振り返っています(私も少し参加させてもらいました)ので、そちらもぜひチェックしてみてください!
さて『先週の特記事項』も今回で14回目です。いつもは重賞やG1ではなく平場戦や特別戦を扱ってきましたが、今週は特別編です。私自身も衝撃を受けた、先週のオークスに関して振り返って行きましょう。
CHECKMATEとしては悔しい面も残るレースではあったのですが、とにかく勝ったリバティアイランドのパフォーマンスは強烈なものでした。どれだけすごかったのか、見ていきましょう。
覚えておきたい
特記事項ホース
1着:リバティアイランド
桜花賞は内・前が圧倒的に有利だった馬場を、外・後方から上がり32秒9という豪脚を使っての勝利。オークスでは2着馬に6馬身差をつけての圧勝。同世代の牝馬の中では明らかに抜けた存在ですね。
ご参加いただいている会員様にはレース前からお伝えしていましたが、このリバティアイランドに関して、ライバルジョッキー周辺では「ソールオリエンスでも敵わない」なんて声が出ていたんです。ダービーで1番人気になるような馬でも敵わないという話なんですよ。
実際にレースでは文句のつけようがない圧勝ですから、確かにこれはダービーに出走していても面白かったのでは……と思いますよね。
まず、勝ちタイムの2分23秒1はオークス史上2位のタイムでした。
2分23秒9以下の決着
23年リバティアイランド:2分23秒1
12年ジェンティルドンナ:2分23秒6
18年アーモンドアイ :2分23秒8
22年スターズオンアース:2分23秒9
ジェンティルドンナとアーモンドアイは三冠馬。スターズオンアースは二冠馬。ラヴズオンリーユーは米G1・ブリーダーズCの勝ち馬です。3歳牝馬でこれほどのタイムを叩き出す馬は、簡単に言ってしまえば“名馬確定”なんですよね。
その上で私が思わず二度見してしまったのがレースラップ。ラスト400mが11秒6-11秒5と加速してゴールしているんです。こんなの、信じられませんよ。
東京芝2400mで行われるG1はオークス・ダービー・ジャパンCの3レース。どのレースも超一流の馬が集まる、非常にレベルの高いレースですよね。そんなレースが加速ラップ……つまり『加速しながらゴール出来るほど余力を残して勝ち切る』なんてことは、ほとんどあり得ません。
加速ラップが記録されたレース
20年ジャパンC(アーモンドアイ)
11年ダービー (オルフェーヴル)
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93年ジャパンC(レガシーワールド)
89年オークス (ライトカラー)
88年オークス (マックスビューティ)
2000年以降の2例の勝ち馬はいずれも三冠馬。ただ、20年のジャパンCは大逃げした馬がおりラップタイムが歪なものになったのが原因。オルフェーヴルのダービーはドボドボの不良馬場でした。93年以前のレースは芝の生育状況が今とはまるで違いますから、少々参考外。
つまり、馬場整備の技術が向上した現代で、良馬場で、展開も常識的だった東京芝2400mのG1が加速ラップになることなんて、これまで起こらなかった事象なんです。しかも加速ラップになった理由は簡単に言えば、勝ち馬の力が違い過ぎて突き抜けたから。
もちろんこの後の調整が上手く行くかという点も重要ですが、改めてまた新たな“名馬”が誕生したことは間違いないでしょう。今後、どれだけの活躍を見せてくれるのかが本当に楽しみです。
願わくば、3歳の内に古馬の牡馬相手のG1に出走してみてほしいですね。これは私の個人的な見解ですが、条件さえ整えば圧倒してしまってもおかしくないですし、きっとその時は配当妙味も少しは出ると思いますから。

赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。