個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #26】夏の新潟ではよくあること?いやいや、10番手からの差し切りは非凡ですよ!

個性派記者の本音トーク 赤崎


普段は馬主情報、クラブ情報を担当している赤崎です。

ここからの2週間は、札幌競馬が一年で一番盛り上がる週末ですね!まず今週末は札幌記念。そして来週はワールドオールスタージョッキーズ。実力馬や、実力あるジョッキーが集結する機会です。

もちろんこういったタイミングではお客さんも競馬場へ集まるわけですが……ライトな競馬ファンというのは、そういった馬や騎手のネームバリューだけで馬券を買ってしまいがちです。実は裏では「●●(某トップジョッキー)に頼んだけど、デキが良くない。かといって、頼んじゃったから使わざるをえない……」なんてこともあるのに、そういった内情をライトな層は知りませんからね。

盛り上がる週だからこそ、情報が真価を発揮というパターンはいくらでもあります。そういう意味でも、楽しみな週になりますよ。


覚えておきたい
特記事項ホース

8/13(日)新潟5R・2歳新馬(芝1800)
1着:ライトバック

新潟競馬場と言えば、芝の外回りコースは国内最長の直線が特徴的。オール野芝という点も相まって時計の出やすい馬場になっています。

特に上がりの3ハロンは時計が速くなりがち。昨年はこのコースで、リバティアイランドが上がり3ハロン31秒台をマーク。なかなかあのレベルのタイムともなると年に一度あるかないかというレベルですが、価値のあるタイムかどうかはシビアに見極める必要のあるコースですね。

そんな新潟外回りで新馬勝ちを果たしたのがライトバック。レースのラスト2ハロンが11秒0-11秒4=22秒4と速い展開を豪快に差し切りました。

8月の新潟芝1800m戦で、ラスト2ハロンが22秒5以下となるケースは全く珍しくありません。直近5年で14例。今年も2歳戦、古馬戦問わず既に4例が出現しています。

では、ちょっと視点を変えてみましょう。ラスト2ハロンが速いレースを、4角10番手以下から差し切った馬はどれだけいるでしょうか?

……なんと、ライトバックだけなんです。

レース上がりが速くなるということは、基本的には先行有利と考えてもらって結構です。ただでさえ上がりが速いのに、先行勢を上回る脚を使わなければ、差し・追い込み勢は勝てないということですからね。

そういった展開を4角10番手から差し切ったのですから、ライトバックの決め手は実に非凡ではないでしょうか。この馬が今後どのようなレースをしていくか、楽しみですね。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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