月曜日に、来年の中央競馬の日程が発表されましたね。大きなサプライズはなく、内々で出ていた話通りという感じ。ようやく京都競馬場の改修が終わって例年通りのスケジュールになったと思ったら、来年阪神の開催でまた変則日程です。
変則日程って、面白いところもあるんです。変則だからこそ起こる変化というものが現場ではあります。その“イレギュラー”が馬券の肝となって、高配当をもたらすということは少なくありません。
個人的には分析面で比較のつかなくなるところがあるので、普通の開催をしてもらうのが一番なのですが……情報的にはこういった“イレギュラー”の面白さというのも確実に存在します。時には『来年ならでは』の馬券の狙いどころが出てくると思いますので、是非注目してみてくださいね。
覚えておきたい
特記事項ホース
1着:サイモンザナドゥ
大前提としてこのレースはかなりのハイペース。前半1000m=60秒1は今年ここまでに行われた京都ダート1800m戦における最速タイムです。ハナを切ったテーオーサンドニもそうですが、外から中途半端な立ち回りをしたヴァモスロードなんかは、自分から苦しいところに入ってしまいましたよね。
ハイペースに引っ張られた面はありますが、6馬身差の楽勝ならばサイモンザナドゥの能力が高かったことは事実でしょう。
聞くところによると「まなみちゃんだと後ろから外をぶん回す競馬でロスが大きかった。ユタカさんに、どう乗ればいいか正解を見せてもらいたい」という乗り替わりだったそうで。その結果が大楽勝なのですから、一発回答を決めるユタカさんのすごさも再認識しましたね。
さて、今回私が目をつけたのはサイモンザナドゥのマークした1分51秒4という勝ちタイムです。重馬場の分だけ参考記録にはなるのですが、今年ここまでに行われた当コースでのタイムを速い順に並べると……
1分50秒9テーオーリカード(現OP)
1分51秒1タイセイドレフォン(現OP)
1分51秒3ヴィクティファルス(現OP)
1分51秒4サイモンザナドゥ
1分51秒6セラフィックコール(現OP)
1分51秒6シゲルショウグン
1分51秒7ライオットガール(現OP)
見事なまでにオープン級の時計なんですよね。1分51秒9以下で走った中でまだオープン馬になっていないのは、その後まだ一度も出走していないサイモンザナドゥとシゲルショウグンの2頭だけ。
レース後、ユタカさんが「ひとクラス上の勝ち方だった」とコメントを出していたようですが、数字的にもまさにその通りなんです。これは次の3勝クラスも連勝でイケるだけの器だと思いますね。
赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。