個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #36】天皇賞のレコードタイムを分析、そしてジャパンCでは…

個性派記者の本音トーク 赤崎


天皇賞秋も終わって中央競馬のG1はひと段落ですが、今週末は大井とアメリカでG1が行われますね。

中でもアメリカのブリーダーズカップには日本からも多くの馬が出走を予定しているのですが、実は現地で調整している馬がどんどんと出走回避を余儀なくされているようで……。

特にブリーダーズカップクラシックは上位人気に推されるであろう馬が、それぞれ別の理由で複数出走回避となっていまして。枠順確定後にもアルカンジェロという有力馬が出走取消に。

日本勢からすればライバルが減ることでチャンスは大きくなるのですが、やはり競馬というのは各馬が無事にゴールしてこそだと思いますから……。ちょっと今年の回避馬の多さというのは気になってしまうものです。なんとか、日本勢には無事にゴールし、帰国してもらいたいものですよ。


覚えておきたい
特記事項ホース

10/29(日)東京11R・天皇賞秋(芝2000)
1着:イクイノックス

天皇賞秋はイクイノックスが1分55秒2という恐らく世界レコードでの勝利。20年前の東京芝2000mのレコードタイムって1分58秒0ですからね。20年で約3秒タイムが短縮されたということになります。

もちろん、今開催はかなりの高速馬場でしたので、その影響は大きいのですが……今回のイクイノックスのレコードに関しては、ちょっとすごいところがあるのでご紹介しましょう。

何がすごいのかというと、驚異的なレコードが記録された最たる要因が“ゴール前の速さ”なんですよ。一体どういう話なのか、他の日本レコードを使いながら見ていきます。


まず、今年の天皇賞秋の1600m地点通過ラップは1分32秒1でした。今年の安田記念は1分31秒台の決着ですし、レコードタイムは1分30秒5ですから、短い距離のレースと比べると特段速いタイムではないんですよね。

普通は道中の通過ラップもかなり速くなるものなんです。

例えば、東京芝2400mを2分20秒6という驚異的なレコードタイムで駆け抜けたのがアーモンドアイ当時の2200m通過地点のラップが2分8秒6で、現在のJRAレコード(2分9秒0)を上回っています。

例えば、東京芝1600mを1分30秒5で駆け抜けたのがノームコアですが、当時の1400m通過地点のラップは1分18秒8。これも現在のJRAレコード(1分19秒0)を上回っているんです。要するにどちらのレースもなかなかのハイペースなんですよね。


今年のイクイノックスはマイル通過地点では並のタイムながら、そこから全く失速せず、それどころか加速して後続を突き放してのレコードタイム。素晴らしいの一言ですよね。2、3着が道中でレースに参加せず後方待機していた2頭だったことから、普通は先行馬が好走出来ない流れだったとわかるでしょう。


さて、もちろん私はイクイノックスをただ褒めるためにこの記事を書いたわけではありません。たしかにイクイノックスが尋常ではなく高い能力を持っているのは明らかですが、リバティアイランドならばこれを倒してもおかしくないと思っているのです。

リバティアイランドは2つの“特記事項”……と言いますか、もはや“異常値”と言える数字を叩き出したことがあります。

一つが新馬戦での上がり3ハロン=31秒4(千直含めた国内最速タイム)。

もう一つがオークスで記録したゴール前での加速ラップです(詳細は以下の記事でチェックしてください)。


この二つがあり、なおかつひと夏を越した今は更に成長もしていますから。これならイクイノックスとも戦えると思うのです。

G1のない今週も楽しみなレースは多く揃っていますが、やはり11月を締めくくるジャパンCはドリームレースとなるでしょうからね。まずはこちらも、全馬無事に出走が叶い、無事にレースが終わってほしいですね。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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