個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #40】兄と同じオープン馬になれる!?2勝クラスを圧巻の走りで通過した素質馬

個性派記者の本音トーク 赤崎


今週末からはいよいよ師走競馬となります。ラスト一か月、ここから先はいつも以上に関係者の思惑が大事になってきます。

というか、場合によっては関係者同士が対立しかねない時期でもあります(笑)。

もちろん小さないさかいはいつの時期でも起こっているのですが、12月は各種記録の確定がすぐそこまで迫っていますからね。馬主サイドや騎手などが「キリのいい勝利数になるまで勝ちたい」と考えお手馬をレースに出走させたいと考える一方で、厩舎サイドは「デキがないから勘弁してほしい……」など、水面下で両者の意見が対立というシーンもあるんです。

この12月は特に関係者情報が大事になってきますから、皆様もぜひそこを意識してみてください。


覚えておきたい
特記事項ホース

11/26(日)京都7R・3歳上2勝クラス(ダ1800)
1着:アウトレンジ

同じ大久保龍志厩舎で同オーナーが所有するオープン馬・ハピの弟であるアウトレンジ。長期休養明けだった前走11/5京都7Rは折り合いを欠いて暴走→大きく失速という厳しい競馬になってしまい、今回は前走まで騎乗していた横山典騎手から坂井瑠騎手へとスイッチ。

今回も淀みない流れを先行する形となりましたが、ひと叩きしてデキも違ったということで5馬身差での快勝。他の先行馬が軒並み失速していく展開を楽々押し切ったように、力の違いを見せつけるレースぶりでしたね。

まず、今回の前半1000m通過ラップは60秒6。先週で今年の京都競馬は全レースが終了しましたが、良馬場のダート1800m戦では、10/14に行われたオープンの太秦Sに次ぐ2位のハイペースでした。

そしてその上で注目なのが1分51秒3という勝ちタイム。これ、太秦Sと全くの同タイムなんですよね。つまりアウトレンジはオープンのレースよりも前半を緩く入りながら、上がりをしっかりとまとめて好タイムで走ったということなんです。まさに出色のパフォーマンス。

ということで、ひとまず今回の走りを見るに、3勝クラスは通過点となるはずですよ。次走も期待大ですね。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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