個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #46】時計のかかる道悪なのに、昨年の最速記録に並んだ!?

個性派記者の本音トーク 赤崎


この週中は大雪が降ったりして、各地で大変なことになっていますね。栗東トレセンもかなり気温が低くて「寒いね!」と会話を交わしている方がかなり多い印象でした。

先週末は各地で悪天候による馬場の悪化も目立ちました。特に中山の芝コースはずっと時計が出やすい馬場コンディションだったのですが、雨によって一気に極悪馬場へと変貌。かなり時計のかかる馬場状態になりましたので、まるで前週までとは違う競馬場になってしまったかのようでした。

関東は今週から東京開催のスタート。また綺麗な馬場状態でレースが出来そうなのですが、一方で関西・京都とローカル・小倉はまだまだ開催が続きます。特に京都はかなり馬場が荒れてしまっている印象でしたから、ここからどのように変化していくかも含め、より一層注目が必要でしょう。


覚えておきたい
特記事項ホース

1/20(土)小倉2R・3歳未勝利(芝1200)
1着:ロードトレゾール

小倉も雨の影響で、土曜は終日稍重馬場というコンディションでした。まだ開幕2週目とあってそこまで馬場が悪い訳ではないのですが、いつもみたいな小倉らしい高速馬場という感じもありませんでしたね。

さて、そんな土曜にすごいタイムが飛び出しました。ロードトレゾールが逃げ切った小倉2Rの前半3ハロン通過ラップは32秒7。これは、良馬場以外で行われた小倉芝1200m戦における史上6位タイのハイペース。3歳限定戦としては史上2位でした。

ちなみに昨年2023年の1年間における最速ラップは同じ32秒7(8/20小倉4R)なのですが、そちらは良馬場での競馬。雨の入った道悪で、昨年の良馬場での最速ラップに並ぶ速い数字を叩き出したというのは、なかなか異例ですよ。

しかも、ロードトレゾールはそんなハイラップを自ら刻んだ上での逃げ切り。他の先行勢を置き去りにして、後続に4馬身以上の差をつけての完勝だったのですから、本当に価値が高いと言えるでしょう。

このスピード性能の高さ、そして簡単に失速しない持続力の高さ、クラスが上がっても明確な武器となるのは間違いなし。今後も短距離戦線で要注目の一頭になるでしょうね。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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