個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #49】名手の感覚に狂いなし!“似ている”馬と全く同タイムで駆け抜けた!

個性派記者の本音トーク 赤崎


来週からは中山・阪神開催がスタート。そしてその後にはローカルの中京開催も控えています。

馬主さんたちにとって“開催替わり”というのは、様々な思惑が交差するタイミングとなります。

例えば、阪神馬主協会に所属していたり、地元が阪神競馬場の近くというオーナーさんにとっては、やはり来週からの阪神開催で結果を出したいと息巻くところでしょう。なんだかんだ言って地元での結果にこだわっている馬主さんは現代でも多く見受けられますからね。

しかも今年は改修工事の関係で、夏以降に阪神競馬場での開催が行われません。阪神にこだわっているオーナーさんからすると「次開催で決めておきたい!」と思っていること間違いなしでしょうね。

来週はこの開催替わりのタイミングに合わせて、勝負をかけてくる陣営が複数存在します。もちろん今週末のフェブラリーSなんかも楽しみではあるのですが、個人的には既に来週にも目を向けていますよ。


覚えておきたい
特記事項ホース

2/10(土)東京11R・クイーンC(芝1600)
1着:クイーンズウォーク

今年のクイーンCは、当社本命馬の◎クイーンズウォークが後方から鮮やかに差し切っての快勝でした(3連単7330円を含む完全的中)。

当日の推奨文内でもお伝えしたのですが、クイーンズウォークが当レースへと出走決めた理由は川田騎手サイドからの進言があった」ということなんですよね。

なんでもこの馬って、昨年の当レースを制したハーパーに似ているところがあるみたいなんです。本質的には中距離ぐらいが合っていそうなのですが、ハーパーもそんなタイプながら東京マイルのクイーンCを制しましたからね。同じようなイメージを持っているからこその参戦だったというのが裏話。

そして、クイーンズウォークの勝ちタイム=1分33秒1は、昨年のハーパーの勝ちタイムと全くの同タイムなんです!

もちろん、今の東京芝コースは時計が出やすい状況ですから、この時計を額面だけで評価してはいけません。ただ、クイーンズウォークは昨年と比べると緩いペースで好タイムをマークしたんですよ。

■2023年(ハーパー組)
前半800m :46秒2
前半1000m:58秒0
全体時計 :1分33秒1

■2024年(クイーンズウォーク組)
前半800m :47秒1
前半1000m:58秒7
全体時計 :1分33秒1

つまり、それだけレース上がりが速かったということなんですよね。

この流れを前受けした訳ではなく、4角11番手から差し切ったクイーンズウォークには底知れない能力を感じます。桜花賞はもちろん、関係者の感触通りならばオークスでも楽しみな一頭ですね。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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