個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #62】ただでさえ12例しかないレアケースなのに、その中の“トップ”がこのレース!

個性派記者の本音トーク 赤崎
赤崎

いよいよ聞こえてきましたね……

“北”の足音が……


ということで、ちょっと気が早いですが、もうすぐローカル・北海道シリーズがスタートします。最初の函館開催自体は安田記念の次の週(6/8、9)からですが、函館競馬場への入厩は5/16(木)からとなります。

函館での出走を目標としている陣営は早くから函館入りして調整したり、各地の外厩施設を上手く利用して調整していく訳ですが、今年はこの函館や札幌で気になるところが一つ。

既に牧場の方々が嘆いているシーンを何度か見ているのですが、馬運車の確保が難しいんだそうです。

美浦や栗東トレセンから競馬場への輸送は毎週ある訳ですが、北海道シリーズの海を渡る長距離輸送に関しては、普段はあまりありません。そうなると、北海道シリーズが始まることで馬運車の台数が不足してしまったり、またドライバーさんが不足してしまったり……ということに繋がるんですよね。

今年は「本当は先週輸送したかったけど、馬運車の都合がつかなくて……」といった類の話が出てくる可能性もありますね。そういったところまで、しっかり情報を収集していかなければいけませんね。


覚えておきたい
特記事項ホース

5/11(土)京都9R・あずさ賞(芝2000)
1着:サブマリーナ

あずさ賞のサブマリーナの勝ちタイムは1分58秒0。改装後の京都芝2000m戦において、1勝クラスでは3歳戦・古馬戦いずれの条件でも最速の時計です。

この時点で非常に優秀なタイムであることに間違いないのですが、もっともっと視野を広げると更に価値が高まりますよ。


そもそも、改装前も含めた1986年以降の京都芝2000m戦で、1分58秒0以下のタイムが記録されたレースがたったの12例しか存在しません。そして、その12例の中で上がりの800m、600mのラップタイムが最も速いのが今回のあずさ賞なんです。

裏を返すと、それだけ序盤のペースが遅かったということなんです。1分58秒0以下の好タイムが出るレースというのは、基本的に前半からペースが流れる場合がほとんど。ハイペースで進行するからこそ、全体時計が速くなるという流れが一般的です。

しかし、サブマリーナはこのスローペースを1コーナー8番手(後ろから4頭目)という位置取りから差し切っているのですから、一言で素晴らしいパフォーマンス。自己条件ならば次走は2勝クラスへの出走になりますし、ひとまず次走は高い確率で勝ち負けに持ち込めるのではないでしょうか。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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