個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #65】超ハイレベルの2歳新馬、ワンツーの2頭は重賞級と言っても過言ではない!?

個性派記者の本音トーク 赤崎


先週の安田記念では香港馬ロマンチックウォリアーが鮮やかに勝利。CHECKMATEでは◎ロマンチックウォリアーから的中をお届けしました。

本命に抜擢した経緯なども詳しくまとめていますので、是非こちらをご覧くださいね。

さて、ロマンチックウォリアーが来日した理由の一つが『オーナーが親日家』というものなんですよね。

馬主であるパッファイ・ラウ氏は香港などアジア各国で『日本城』というチェーン店を経営していまして「香港で知らない人はいない」と言われているほど有名なんです。日本のお店で言うと、ドン・キホーテみたいな感じで、家電から生活用品など、色々なものを揃えているお店ですね。

元はと言えば「日本の100円ショップを参考にした」というのが日本城の始まりとのこと。お店の名前に日本とつけるほどですから、馬主さんは早くから日本のレースに出走させたいという意思があったというんです。

念願の日本出走でG1制覇。馬主さんからしたら相当嬉しいことでしょうし、ここが勝負の一戦であったことは、こういった背景からもよくわかりますね。


覚えておきたい
特記事項ホース

6/1(土)京都5R・2歳新馬(芝1600内)
1着:ダノンフェアレディ
2着:ショウナンザナドゥ

世代最初の新馬戦は白と赤の勝負服の一騎討ち。半馬身差の叩き合いを制したのはダノンフェアレディでしたが、2着のショウナンザナドゥも勝ちに等しい好内容。分析的にこの2頭は世代の中心になってもおかしくないでしょうね。

決着タイムは1分33秒8。現在の京都芝コースがかなり時計の出やすい馬場コンディションということや、改装後の内回り1600m戦では決して1分33秒台が珍しいタイムでないことを考えると、ここは『それなり』の時計という扱いで良いでしょう。

私が注目しているのは上がり3ハロン=33秒8というレースラップです。

勝負所でタイトなコーナリングを強いられる京都芝1600m(内回り)では、あまり上がり3ハロンのレースラップが高速化しません。改装後に上がり3ハロン33秒台が記録されたレースは、2023年に2例しかないんですよね。

そしてその2例が……

【1】5/6京都7R
勝ち馬:エルトンバローズ

【2】10/14京都5R
勝ち馬:タガノエルピーダ

というもの。エルトンバローズは3歳秋に毎日王冠で古馬を撃破。タガノエルピーダジャンタルマンタルなどの牡馬を相手にした朝日杯FSで3着に好走しており、両馬ともに重賞級の高い能力を持っている馬です。

2歳6月の時点で上がり33秒台というレベルの高いレースを演じたダノンフェアレディ&ショウナンザナドゥは、現時点で既に『重賞級の可能性が高い』と言っても過言ではないでしょう。


ただ、勝ったダノンフェアレディに関しては、騎手情報班の加藤さんが“とある懸念点”を指摘していました。この点を考慮すると、最終的に出世するのは2着のショウナンザナドゥの方では……?という視点もあるんです。

一体、加藤さんの言う“懸念点”は何か。コチラ↓の記事も是非確認してみてくださいね。


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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