個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #69】「まだエンジンがかかり切っていない」?今回は史上4位のラップですよ!?

個性派記者の本音トーク 赤崎


7/2(水)は私も普段とは違う場所で情報収集を行っておりました。何せ来週の月・火曜はセレクトセールですからね。馬主さんはもちろんのこと、牧場サイドも忙しく動いている時期になります。

そもそもセレクトセールの会場がどこかご存知ですか?新千歳空港の近くにあるノーザンホースパークという場所で、普段は観光牧場として一般のお客さんも入れる場所なんです。すぐ隣には、ノーザンファーム空港が隣接されているように、ノーザンファームの拠点の一つなんですよね。

実際、ゲームみたいに広大な放牧地があるんです。セール間近の今は放牧している馬も少なくなりましたが、ここには母となったG1勝ち馬が親子で放牧されている、なんてこともザラにあるんです。

さて、今回はそんな牧場周辺で面白い勝負情報を聞き込んできました。詳細に関しましては、他の情報班の更新する記事や、お送りするメールなどでもお伝えしていきますので、お見逃しのないように!


覚えておきたい
特記事項ホース

6/30(日)福島5R・2歳新馬(芝1800)
1着:デルアヴァー

またまた関西馬で今後が楽しみな2歳新馬が現れましたね。先週の福島で新馬勝ちを挙げたデルアヴァーという馬です。

鞍上の三浦騎手「まだエンジンがかかり切っていない」と評していたのですが、レースでは4角11番手から直線で鋭く追い上げると、前を行く各馬を捕えての快勝でした。

秀逸なのが上がり3ハロンのラップタイム。実はこのレース、ラストは11秒9-12秒0-11秒4と大きく加速してゴールに入っているんですよね。

小回りかつ直線の短い福島では、ラスト1ハロンがここまで加速するケースは珍しいです。それこそ今回と同じ芝1800m戦に限れば、コース史上4位という高速ラップでした。これを差し切ったにもかかわらず「エンジンがかかり切っていない」って、ちょっとすごいですよね。

ちなみに、当コース史上最速ラップであるラスト1ハロン=11秒0を2歳でマークしたのがコメートという馬(14年きんもくせい特別)。この馬は暮れのホープフルS(※当時G2)で2着に好走すると、日本ダービーでも5着にまとめている実力馬。しかもこの世代って、ドゥラメンテサトノクラウンといった強い馬が揃っていましたからね。

新馬戦でそんなコメート組に近付くような高速ラップを差し切ったデルアヴァーは、今後更に力をつけていけば、コメートのように重賞戦線で活躍が期待できるかもしれませんね!


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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