個性派記者の本音トーク 赤崎

【先週の特記事項 #78】不良馬場でも意外と上がりが速いレースを、後方から差し切った有望株!

個性派記者の本音トーク 赤崎


今週から暦の上では秋競馬となりますが、まだまだ気温は高く夏みたいな日々ですよね。

ということで、競馬場のドレスコードもまだ“夏仕様”。口取り撮影時には基本的にスーツなどフォーマルな服装がルール付けられているのですが、9月の開催に関してはワイシャツを着用していれば、ノーネクタイ・ノージャケットでも問題ないことになってるんです。

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ちなみに、ふさわしい服装でないと普通に怒られてしまったり、場合によっては口取り撮影をさせてもらえないこともあるそうです。クールビズの分だけフランクな格好には見えますが、内々ではかなり厳しいんです。

そういったことを知りながらウィナーズサークルに目を向けると「たしかにちゃんとしてるな……」と思えたりするかもしれませんね。


覚えておきたい
特記事項ホース

8/31(土)中京7R・3歳未勝利(芝1600)
1着:マルモア

先週土曜の中京は特に悪天候でしたね……。6レースの直前は、あまりの大雨で視界不良となってしまい、天候調査が入ってレース開始が遅れました。取りやめになってしまうかな……というレベルだっただけに、なんとか行えてよかったですね。

さて、今回採り上げるマルモアはそんな“天候調査”が行われた後の7レースです。最も雨の影響を受けたレースと言っても過言ではなく、芝コースの上にも水が浮いていました。

かなりの不良馬場とあって時計のかかる馬場状態になったのですが、鞍上としてもその点を理解しているからこそ、レース前半のペースが緩めに。その結果、ラスト2ハロンが12秒3-12秒3=24秒6と失速せず、ある程度スピードの要求される流れとなりました。

不良の芝1600m戦において、ラスト2ハロンが24秒9以下となったレースは過去10年で21例あります。不良馬場での施行数を考えるとそこまで珍しくないのですが、注目すべきはマルモアの位置取り。この馬は道中10番手から押し上げての差し切りだったんですよね。

そして、先ほど述べた【不良の芝1600m戦・ラスト2ハロンが24秒9以下となったレース=過去10年で21例】の中で、道中10番手以下から勝った馬はわずかに4頭しか居ません。

アールドヴィーヴル(OP馬)
ドーヴァー(OP馬)
ペプチドバンブー(OP馬)
マルモア

見ての通り、他馬はみなオープンまで昇級しているんです!

マルモアは長期休養を経験しておりまだまだ伸びしろ十分と言える存在。最後の最後に未勝利を勝ち上がった馬ではありますが、ここからポンポンと出世を果たす可能性も十分ですよ!


赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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