個性派記者の本音トーク 赤崎

【これも馬主情報】ダブル万券的中を支えたのは水色の一本の“輪っか”!?

個性派記者の本音トーク 赤崎
赤崎

こんにちは。馬主・クラブ情報班の赤崎です。

今回ピックアップするのは、先週末に【前日情報:ワンコイン馬券】として公開した9/7中京1Rについてです。

【前日情報:ワンコイン馬券】
(※シルバーランク以上限定)

[9月7日(土)中京1R]
◎サディーク
★ボル(5番人気)
△カペルブリュッケ(7番人気)

馬連3点目:1360円的中
3連複:1万1200円的中
3連単:3万4670円的中


赤崎

このレースは◎サディークが後続に2馬身半差をつけての完勝でした。このサディークという馬が当記事における重要な存在なんです!


#

このサディーク、今回のレースからジョッキーの着用する勝負服が変わっているんですよ。

正直なところ、これに関しては現場の関係者もあまり把握していなかったかと思います。何せ前走6/16京都5Rの時は株式会社ノースヒルズ名義でしたので『水色、赤十字襷、赤袖』という勝負服。

それが今回は前田幸治氏名義へと変更となっていましたので『水色、赤十字襷、赤袖水色一本輪』というものになっていました。


文字で言われてもイメージしづらいかと思うので、わかりやすく画像にすると、こんな感じ。

#

変わったのは袖の水色の一本輪だけ。たったそれだけですから、細かくチェックしていない限りは一般のファンからも見逃され気味なところだったでしょう。

しかしこの“一本の輪っか”の変更が、馬主情報という観点においては非常に重要なんです!


実は『ノースヒルズ→前田幸治氏』という先ほどの画像のような名義変更は、決して珍しい話ではないのです。過去10年だけでも『前走:ノースヒルズ名義→今回:前田幸治氏名義』という馬は実に51頭存在します。大体、1年で5頭ほどこのパターンの該当馬が出現するんです。

中でも多いのが、新馬戦や未勝利戦へと出走した次走で前田幸治氏名義に変更されるパターンですね。一度レースへ出走した結果を見て、代表の前田幸治氏へと名義変更が行われるという流れ。

もちろんこの名義変更には様々な理由があるのですが『期待していない馬を名義をわざわざ変えますか?』という話なんです。わざわざ会社の代表個人名義へ変えるのだから、以降は勝算があるという裏付けになるはずです。


実際にこの“名義変更パターン”はG1馬も該当します。中でもトランセンドワンアンドオンリーなんかが有名ですね。

#

袖に輪っかがありますね


#

右端のラヴェリータの袖にも輪っかがあります

G1タイトル、しかも日本ダービーやジャパンカップダートといった大レースを獲っている際には前田幸治氏の勝負服でしたが、これら2頭もデビュー当時は輪っかのないノースヒルズ名義だったんですよね。

ワンアンドオンリーはラジオNIKKEI杯2歳Sを勝った後、トランセンドは2勝クラスを勝ち上がった後に名義変更が行われています。

現在の株式会社ノースヒルズ体制となったのが2009年なのですが、それ以降に中央のG1で挙げた15勝の中に『ノースヒルズ名義』の馬は居ません。ビッグタイトルを獲得しているのは、前田幸治氏や、前田晋二氏といった個人の名義の馬なんです。

要するに、大きなところを狙える馬は法人ではなく個人名義になっているということ。話が逸れてしまいましたが、万馬券的中に貢献してくれたサディークは中間に名義変更が行われていたことからも、期待されていることがよくわかりますよね。


ノースヒルズグループに関しては、多くの名義(勝負服)があることも一つの特徴。

#

輪っかの本数が違いますね!

この点についても触れていくと長くなってしまうので、本日のところは一旦ここまで。

馬主情報にはこういった種類のものもあるとご理解いただければ幸いです。

赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

#赤崎の記事を読む