私たち情報班はいつも同じところで情報収集をしているという訳ではなくて、その時々によって違うところに出向いているんですね。
なので、人によっては競馬場にあまり行かないということも多いんです。土日もトレセンでは調教が行われていますし、例えば先週の日曜(阪神JF当日)なんかは、美浦で横山武史騎手が調教に騎乗していたんですよね。全日本2歳優駿に出走するナチュラルライズの追い切りをつけていたそうです。
土日のトレセンというのは一般マスコミの人手不足という状況ですし、その場でしか出てこない話もあります。そこが穴場になったりするんですよね~。
それと同じようなことが起きるのが火曜日。栗東では火曜に本追い切りをする厩舎も居るのですが、当日は新聞記者さんのほとんどが見ていません。そのため「本当は併せ馬だったけど、誰も見ていないので新聞の調教欄は単走になっている」という、にわかに信じられない話もあるんですよ。
皆さんが見ている競馬新聞って、実はそんなにアテにならないかも……という話でした。
覚えておきたい
特記事項ホース
1着:スナークラファエロ
今回採り上げるスナークラファエロと言えば、ゴールド会員様限定で公開している【穴の厳選1鞍】にて万馬券的中の立役者となった馬ですね。
(※ゴールドランク限定)
[12月7日(土)中京10R]
◎スナークラファエロ(2番人気)
▲アルファヒディ(3番人気)
★シャパリュ(4番人気)
馬連2点目:1120円的中
3連複:5620円的中
3連単:2万4530円的中
このスナークラファエロ、実に素晴らしいパフォーマンスを発揮しての勝利でした。最終的な2着馬との着差は1と3/4馬身ですが、これは鞍上に西村淳騎手が勝利を確信し、早々と手綱を緩めたから。残り100mぐらいは何もしてませんでしたね。
注目すべきは残り400~200mの区間で記録された11秒8というラップです。中京のダートコースでは、この区間で高低差2mほどの坂を上っていくレイアウトとなっていますので、なかなか速いラップの出現数は多くないんです。
実際、今年の中京ダート1800m戦(良馬場)において、残り400~200m区間で11秒台のラップがマークされたレースは6鞍しかありません。その6鞍と勝ち馬を見てみると……

このような感じになります。テーオードレフォンはバリバリのオープン馬ですし、メルキオルは次走でプラタナス賞を完勝しています。
その後まだ出走していない馬も居ますが、ダブルハートボンドなんかは「将来のオープン馬」と評されている素質馬ですからね。中京の坂でこれだけの走りができる馬というのは、確かな実力を備えていますよ。
スナークラファエロに関して言えば、今回は去勢初戦かつ長期の休み明けでの出走でした。まだまだ上積みが見込める存在ですし、以降は更に良い走りを見せてくれる可能性もありますからね。要注目です。

赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。