
こんにちは。本日も馬主・クラブ情報担当の赤崎がお送りいたします。
早速なのですが本題は、つい先日会員様から届いたこのようなメッセージです。
年度代表馬ではフォーエバーヤングの票が多いのに、ダート部門ではレモンポップの票が多いのは、海外と国内競争の評価で違いがでたのでしょうか?
これはJRA賞に関する話ですね。先日発表されたJRA賞の受賞馬は、このようになりました。栗東所属馬……つまり関西馬ばかりです。
部門 | 馬名 | 所属 |
---|---|---|
年度代表馬 | ドウデュース | 栗東 |
最優秀2歳牡馬 | クロワデュノール | 栗東 |
最優秀2歳牝馬 | アルマヴェローチェ | 栗東 |
最優秀3歳牡馬 | ダノンデサイル | 栗東 |
最優秀3歳牝馬 | チェルヴィニア | 美浦 |
最優秀4歳以上牡馬 | ドウデュース | 栗東 |
最優秀4歳以上牝馬 | スタニングローズ | 栗東 |
最優秀スプリンター | ルガル | 栗東 |
最優秀マイラー | ソウルラッシュ | 栗東 |
最優秀ダートホース | レモンポップ | 美浦 |
最優秀障害馬 | ニシノデイジー | 美浦 |
特別賞 | フォーエバーヤング | 栗東 |
そもそもJRA賞がどう決まるのかというと、新聞記者さんや実況アナウンサーなどによる投票なんですよね。毎年のように「この投票はおかしいんじゃないか」と一般ファンから指摘の声が挙がったり、投票内容を非公開としている方が居たり、色々と問題点は挙げられているんですよ。
今回会員様から届いたお声でいうと
『JRAの顔と言えるような年度代表馬の部門ではフォーエバーヤングに19票が投票されていた一方で、そこから細分化されたカテゴリであるはずの最優秀ダート馬の部門においては、フォーエバーヤングよりもレモンポップの方が多く票が入っているのがおかしいのではないか?』
ということですよね。
これ、ちょっと難しい話ですよね。何せ投票結果には矛盾が生じていると言っても過言ではない状況ですから。
私なりの結論から申し上げますと、そろそろJRA賞は何かしらの“方針”を定めるべきではないかと思うんです。
フォーエバーヤングの票において歪みが生まれた原因は明らかで、この馬は昨年基本的に海外で活躍していました。年度代表馬に票が入った理由は、ダートのトップであるアメリカの最高峰G1で馬券に絡む活躍が秀逸であったからでしょう。

しかし、JRAのダートG1ではレモンポップがチャンピオンズCを勝利。地方のJpn1も含めると3勝しています。フォーエバーヤングがなかなかG1では掴めていない“勝利を”手にしているんですよね。
あなたなら、どちらを最優秀ダート馬としたいですか?アメリカのダート戦のレベルの高さをご存知な方ほど、答えるのが簡単ではない質問と言えるのではないでしょうか。
他にも、JRAの障害G1は春秋1レースずつ。これら2つを違う馬が勝った場合、そして戦績も似通っていた場合は、どうやって判断すればいいのでしょう。
“勝利数”なのか“年間通じて活躍を見せたかどうか”なのか。
“JRAでの活躍”なのか“過去と比較した際の実績の稀少性”なのか……。
人によって価値観が違うからこそ面白いところなのかもしれませんが、多くの人がバラバラの方向を向いてしまっていては、よろしくないんじゃないかと思うのです。
私としては、もう日本馬は当たり前のように世界で活躍しているのですから“最優秀海外レース活躍賞”のようなものを作ってしまえばいいのではないかと思っています。
年によっては該当馬なしとなるかもしれませんが、昨年であればフォーエバーヤングがほぼ満票となったでしょうからね。
さて、最後にせっかくなので“CHECKMATE賞”も作ってみましょう!昨年、当社に馬券で高配当貢献してくれた本命馬をまとめてみますよ。
部門 | 馬名 | 的中配当 |
---|---|---|
年度代表馬 | ピューロマジック | 36万2410円 |
2歳牡馬 | ピエマンソン | 1万0600円 |
2歳牝馬 | サディーク | 1万6930円 |
3歳牡馬 | シンエンペラー | 2万2390円 |
3歳牝馬 | エマロア | 28万5380円 |
4歳上牡馬 | セオ | 22万4760円 |
4歳上牝馬 | ラヴェル | 4万4140円 |
スプリンター | マッドクール | 6万5240円 |
マイラー | トゥードジボン | 7万1150円 |
ダート | アンジュフィールド | 12万0310円 |
障害馬 | レッドバロッサ | 1万4980円 |

来年もこんな風にまとめられるように、いい配当をどんどんと仕留めていきたいですね!
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赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。