個性派記者の本音トーク 赤崎

【前代未聞】ボイコット、元騎手の電撃復帰、そして競馬場の変更……カタールで一体何が!?

個性派記者の本音トーク 赤崎
赤崎

大変なことになっています!

来週はフェブラリーSが行われますが、その裏で行われるのがサウジカップ。今年は17頭の日本馬が遠征する、大イベントとなりました。

しかし、実は今週末も海外の競馬に日本から遠征してる人馬が居るんです。それが、カタールでの重賞に出走しているエコロジーク×団野騎手と、サトノグランツ(こちらはスミヨン騎手騎乗)。

本来であれば日本時間の土曜夜(※以下の表記は全て日本時間)に両馬が出走するレースがそれぞれ行われる予定だったのですが……これが中止になったんです。

レースの舞台となるアルライヤン競馬場では、日本時間の金曜夜から競馬開催が行われていました。しかしどうも芝コースの状態がよろしくないようで「滑って仕方ない」というクレームが入り、騎乗予定だったヨーロッパの騎手がボイコットするという事態に。

金曜夜時点で騎手が足りなくなってしまったのですが、そこで白羽の矢が立ったのがピエールシャルル・ブドー氏。彼は3年ほど前にフランスで女性への暴行容疑から起訴されて、免許剥奪に至ったという経緯がありまして、現在は“騎手ではない”んです。

▼ブドー騎手の話題はここでも公開
※ページ下部のほうです

しかし『背に腹は代えられない』という話なのか、カタール競馬は彼に臨時ライセンスを与えてレースでの騎乗を認めて、しかも勝ってしまうという、よくわからない状況に……。


土曜夜の1レースでは芝で馬がスリップしてしまっての落馬事故も発生。ヨーロッパ勢は「もうこれは無理だ」ということで、騎手はボイコット。実績馬であるレベルスロマンスという馬も出走取消ということになりました。

さすがにカタール競馬側としてもマズイということで、一時はダート戦へと変更になるプランが出ていたのですが、結局競馬は中止。翌日に競馬場を変えて順延するという、聞いた事のない話になっています……。

新しい開催地はアルウクダ競馬場

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※GoogleMapより

青い星マークが元々の開催予定地。そして赤い星が新しい開催地。車で50km以上も離れたところでの競馬になったんです……。

短時間とはいえそのための輸送も必要ですし、騎手の移動ももちろん発生します。こんな唐突な変更があって、公正競馬ができるのかどうか。日本馬を応援したい気持ちはもちろんありますが、それ以上に“安全に”“無事に”という気持ちが一番強いですね。

赤崎

一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。

その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。

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