
先週末にご紹介した通り、カタール競馬は大変なことになっていました。
最終的には競馬場を移して開催されましたし、当初出走を回避する予定だった欧州の実績馬・レベルスロマンスもレースに出走いたしました。その上でちゃんと勝つんですから、判断は正解と言うべきか、なんというか……。
ちなみに、週末の記事で採り上げたブドー騎手について。騎手免許を剥奪されており調教助手の仕事をしていたところ、多くの騎手が馬場状態を理由にボイコットして不在となった結果、カタール競馬側が特別に騎手としてのライセンスを発行したというお話をしました。
ただ……当然本人としても騎手として復帰するような準備はしておらず。58キロの馬に乗るために検量したところ、64キロを超えていたという話もありました。それでもカタール競馬側は、目を瞑ってブドー騎手に乗ってもらったそうです……。日本ではありえない話ですよね。
二度とこんなことがないようにしてほしいですし、他国からの遠征も消極的になっていってしまいそうですね。
覚えておきたい
特記事項ホース
1着:ヴェントゥーラ
先週末からBコースを使うようになった小倉競馬場の芝コース。やや速い時計が出るように変化していたのですが、中でも土曜小倉2Rで記録された、1200m=1分8秒0というタイムはかなり速かったですね。
まずは先週小倉芝1200m戦で行われた6鞍の決着タイムを比較しましょう。
日付 | レース | クラス | 決着時計 |
---|---|---|---|
2月15日 | 小倉2R | 3歳未勝利 | 1分8秒0 |
2月15日 | 小倉6R | 4歳上1勝クラス | 1分8秒5 |
2月15日 | 小倉11R | 4歳上3勝クラス | 1分7秒8 |
2月16日 | 小倉2R | 3歳未勝利 | 1分9秒6 |
2月16日 | 小倉9R | 4歳上2勝クラス | 1分8秒6 |
2月16日 | 小倉11R | オープン特別 | 1分8秒5 |
このように未勝利戦であったにもかかわらず、土曜小倉2Rは土日通じて2番目の高速タイムだったんです。しかも、古馬3勝クラスのレースと0.2秒差なのですから、優秀ですよね。
今回のレースで言えば、勝ったヴェントゥーラが後続に0.5秒差をつけての快勝でした。レース自体の流れが速かったり、レベルが高かったという側面もありますが、それ以上に勝ち馬のパフォーマンスの高さが好時計を支えたという印象ですね。
初めての1200m戦でもポンとハナを切ることができたように、速力の高さは確か。いきなりこれだけのタイムを叩き出したのですから、昇級しても要注目の存在ですよ。

赤崎
一口クラブから大馬主まで網羅する紅一点
元々は“良いクラブ馬に出資するため”と始めた情報収集が高じて、今ではもっぱら馬券優先の毎日を送っている紅一点の存在。個人・クラブを問わず馬主事情に精通しており、懇意の馬主関係者への馬券指南も行なっている。
その傍ら、仲間内でクラブ馬への出資も積極的で、一番の出世頭は海外GIを制覇した※※※※※※※(情報機密のため馬名はオフレコ)という確かな目利きとクラブ人脈を持つ。将来は「馬券で稼いで個人馬主に!」が現在の目標。