
まいど、おばんどす。栗東の堀江でございます。推奨馬券は日曜のお昼頃に更新しますのでしばしお待ちを。
我らが阪神タイガース、18年ぶりのリーグ優勝ホンマにおめでとうございます!!
……いや、ありがとうございますの気持ちですわ。
何度も紹介してきたように、栗東には阪神ファンの関係者がメチャクチャ多い。つい最近、甲子園で始球式をやったユタカ(武豊)を筆頭に、調教師・騎手・厩舎スタッフとあらゆるところで阪神の話題が飛び交っとった。ちょっと前には、友道先生と音無先生が一緒に甲子園で観戦しとったこともあったな。
優勝の軌跡を振り返ると、今年から監督が岡田さんに代わって、ポジションの固定や四球獲得の増加といった戦術面でチームが大きく成長したのが効いたな。そこに若手の村上投手や、現役ドラフトで獲得した大竹投手の大躍進があって、序盤から最後まで優勝への原動力となった。
それでいて、近年の主力野手たち(近本、中野、大山、佐藤輝など)や、後半戦ではルーキーの森下選手も力を見せて、終盤は負ける場面がほとんど無かったもんな。相手チームが軒並み苦戦した部分もあるんやろうが、ここまでぶっちぎりの展開になるとは思わんかったでな。
少なからず誤算やった選手の不振や故障離脱もあったが、層の厚さでカバーできた。病気で若くして亡くなった横田慎太郎さんのことも選手にとっては期するものがあったやろう。“誰かを喜ばせるために”っちゅうのは、前監督の矢野さんが口癖にしとったな。
もちろん、忘れたらアカンのは、昨年までの下積み部分やね。
特に金本監督の頃からドラフト戦略が大きく変わり、生え抜き選手の台頭が目立つようになった。志半ばで次にバトンを渡すことになったが、矢野監督は二軍監督時代も含めて、若返ったチームを伸び伸びと活躍させる空気作りを担ってくれたし、積極的な走塁・攻撃の意識を植え付けてくれた。
ホンマは矢野政権のうちに優勝してくれればベストやったかもしれん。けれども、矢野さんは選手を過度に消耗させることはなかったし、若手の可能性を大きく広げてくれたと思う。また、コロナ渦で難しいチーム運営を強いられる中でもあったしな。

コロナ渦で観客制限もあったねえ


こんなオーダーの年もありましたな(笑)
ポジションを固定しなかったことへの批判は大きかったようやけど、少なくともコロナ渦においては仕方なかったと思うで? 誰がいつ離脱するか分からん社会情勢において、限られた選手でのチーム運営になった時に向けた策は必要やったからな。
……このサイトは野球のことを喋るところやったかなと思っているそこの方、ご安心ください。ちゃんと競馬の話をします。
何が言いたいかと言うと、今年の阪神の優勝は、この1年だけで成し得たものではないっちゅうことや。過去から現在に至るまでの取り組みが、しっかりと“線”で繋がっとる。
これは競馬も全く同じで、牧場での育成から厩舎での調教、各レースで騎乗した騎手の感触、放牧先での調整過程など、あらゆる要素が“線”で繋がっとる。だから、目先のレースに関する情報だけではなく、「過去にどういう情報があったか」が非常に大事なんよ。
我々、常日頃から『そもそもの情報力・取材力が違う』と自負しとります。スポーツ紙や専門紙に載るような上辺だけの話ではなく、あらゆる陣営から確かな本音を聞き出せる状況にある。
それに加えて、長年の活動による『情報の蓄積』も大きな武器や。良い経験も、悔しい経験も散々してきとるでな。
秋のGIシーズン本番はもう目の前に迫っとる。今年は春にリニューアルをして、秋にも水面下でさらなるパワーアップ計画が進んどるでな。我々としても期するモノが大きいで。
まあ、岡田さんみたいに“アレ”とは表現せんけども(笑)、最高の結果を積み重ねられるようにますます頑張っていく所存ですわ。良い時も悪い時も、情報をくまなく見ていただいて、その都度大きな叱咤激励をいただけたら幸いでございます。
堀江の推奨レース
中山11R
ラジオ日本賞
⑥ウィリアムバローズ
(上村/丹内)
先週、韓国で行われたコリアカップ(G3)は日本から遠征した2頭のワンツーフィニッシュとなった。クラウンプライドが逃げ切り10馬身差の圧勝。2着はグロリアムンディで、そこから5馬身差の3着にようやく地元・韓国の馬という格好。日本とのレベル差が如実に表れたな。
ただ、韓国競馬はまだまだ発展途上。言うなれば『ジャパンカップが創設された当初の日本競馬』みたいなもんや。
今でこそ日本馬が圧倒するジャパンカップも、昔は海外の馬にやられまくったからな。世界的に競馬が発展していくことは喜ばしいもんやで、韓国競馬の今後がどうなるかはワシも注目しとる。
という話はさておき、このコリアカップに登録したものの、選ばれなかった一頭がウィリアムバローズ。「(韓国からすると)強い馬を招待して圧勝されても面白くないだろうし、バリバリの実績馬が呼ばれない可能性も考えられたので、ウチが選ばれてもおかしくないと思っていたんですけどねえ」と関係者が悲しんどったことを覚えている。
ただ、8月の中旬には出走できないことが分かっていたので、その後はすぐにこの番組を目標に入念な調整。「当初の予定が前倒しになるのは大変だけど、早くから決まっていて1週後ろになる分には問題ない。むしろ飛行機輸送とかを考えなくてイイから仕上げやすいですよね」と厩舎サイドも苦労なく対応できたようや。
関西馬ながら中山では(3-3-0-0)と連対率は100%。めっぽう得意としているコースやでな。「この馬のリズムを守れれば結果は付いてくるはず。59キロでも心配ないでしょう」と自信を持って送り出されとるで。
鞍上の丹内はテン乗りになるが、彼の担当エージェントが横山武(この馬の主戦)と同じやでな。常日頃から騎乗馬の情報交換をしっかりしとる間柄と聞いとるし、クセやら騎乗する上での注意点もしっかり伝わっとることやろう。
それでいてオッズが割れそうならココから馬券を買っておかんとな。本来なら断然の1番人気でも不思議の無い実績やのに、メンバー構成と斤量があって午前10時時点で単勝が5倍超。前走マーチSでも3倍やった馬ってことを考えると配当的にも美味しいんとちゃうかな。
相手を見渡すと、真っ先に目に留まるのが重賞実績十分の④ハピ。ただ、厩舎サイドによると「目標が先ということもあって余裕を残した仕上げにしている」との話。確かに、ホンマに良かった頃の動きにはまだ遠いな~と調教を見ながら思ってましたわ。地力上位なのは間違いないものの、ココで勝ちにきているという雰囲気ではなかったかな。
⑤ダンツキャッスルの前走3着は驚いた。力がある馬なのは分かっとったが、最近のだらしない走りがブリンカー着用で一変。バッチリとハマりよった。その後なので流石にちょっと売れとるけど、それでもまだまだ妙味はある。再度の激走に要注意。
関東勢では⑫ベストリーガードが盛り上がっとるらしいよ。鞍上は今年絶好調の津村。どうやら「条件戦で乗っていた頃から素質は感じていた。ゆくゆくはこの馬で重賞を勝ちたい」とかなり期待しとるみたいやで。
馬券の基本は馬連と3連複。3連単は『単勝を買う感覚で、高目が来たら最高!』というボーナス的な位置付けの1着固定としてみよう。無難に行くなら単勝で置き換えてもらって結構です。
本線
4-6
5-6
6-12
2-6
6-9
押さえ
6-13
6-16
6-7
軸:6
相手:4.5.12.2.9.13.16.7
(軸1頭ながし28点)
1着:6
2着:4.5.12.2.9
3着:4.5.12.2.9.13.16.7
(フォーメーション35点)

堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?