まいど!関西はごっつアツイで~!
何せ、甲子園ではセリーグの、京セラドーム大阪ではパリーグのクライマックスシリーズが行われておる。上手く行けば関西球団同士の日本シリーズになるわけやから、応援にも力が入りますわ~。
プロ野球も西高東低になるかは置いておいて、今週は京都で菊花賞。更に11月にはエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップというG1が京都で行われる。久々に秋のロングラン開催が京都で行われるけど、そこで開催されるG1もごっつアツイことには違いないで!
さて、まずは今週も【競馬裏チャンネル】から行ってみましょか。ページ下部にはワシの注目馬コーナーもあるさかい、最後まで見ていってや~。
【今週の競馬裏チャンネル】
残り2カ月半で巻き返す!
昨年キャリアハイとなる24勝を挙げた渡辺薫彦調教師。しかし今年はここまでで9勝と苦戦傾向。このままでは、開業年である2016年にマークした12勝を下回る可能性がある。
去年、勝ち切り過ぎたというところもあって、今年は年明けから勝負になる馬が少なかった印象はあるかな。現に、2勝目を挙げたのが3月末だったからね。そんで3月から弟子の河原田騎手もデビューだから、厩舎サイドの負担も大きかったと思うわ。
河原田騎手の初勝利時には、わざわざ他場での臨場業務を終えてから移動して見学しに行ったほど。スマホ騒動で同騎手が騎乗停止になった際はあちらこちらの調教師に謝るなど面倒見のいいところも見せている。
これは騎乗馬に関してもそうで、平場戦では多くの馬を回している。10月8日京都1R(クリスアーサー)では師の思いに応え、河原田騎手にとって同厩舎での2勝目を挙げている。
さて、渡辺調教師は“人柄もよく、幅広く馬集めができている”と評判になっている調教師ではあるが、今年は一つの大きな変化があった。
シゲルの森中オーナーが亡くなったのが痛かったよな。ひと世代で5頭を超える馬を預かるときもあった。シゲルピンクルビーでフィリーズレビューを勝った後も、セリなどでで優先的に入れて貰っていたからね。
管理馬ではノーザンFや社台F系の馬は少ないが、昨年はキャロットFのヴェラアズールで京都大賞典、ジャパンCを勝利。大手牧場の馬が少なくともコンスタントに15勝前後はしていた厩舎だけに、ここから巻き返せるだけの下地は十分にある。
ユタカさんとの繋がりとか、シゲルピンクルビーの下ってことでインゼルからシルヴァリームーンという馬も回ってきた。新馬は2着だったけど、そのまま放牧に出さず来週の未勝利を使うことが決まっている。他にも先週障害に転向させて3着だったヴィジュネルなど、いつでも勝って不思議のない馬はいるからね。
最終的には12~13勝は超えてくるんじゃないかと思っているし、上手くいけば15勝いってもおかしくないと思う。
メインの馬主の1人が亡くなって苦しいところもありそうだが、ようやく戦力が整い反撃態勢に入ることが可能になっている。
【ビッグボスの情報注目馬】
“情報通り”の臨戦過程なら連勝があってええね
堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?