まいど!栗東のビッグボスこと堀江でございます。
山川くんがちょろっと更新してたけど、なんや今週は関東の佐山くんがいつもよりも精力的に動き回っとったみたいやな~。火曜日、ワシが延長12回まで続いたタイガース戦をネットで見とる間に、関係者と一緒に球場で野球観戦&情報収集をしとったと……。
ワシはワシで先々の競馬に向けて関係者から色んな話を聞き集めとったけど、佐山くんもなかなかおもろい話をゲットしてきたみたい。ワシもまだ詳しい話を聞いてへんから、はよ教えてほしいねんけどなあ!
さて、今週からはローカル開催が新潟へと替わるで。栗東トレセンからは福島よりも新潟の方が輸送しやすいってこともあって、今週からは更にローカルで勝負を懸けるって話が増えてきそうや。
東京・京都はもちろん、新潟に関する情報もお見逃しのないようにね。では、今週もまずは【競馬裏チャンネル】から行きましょか!
……佐山くん、「はよ詳細送ってや~」とコッチから連絡を入れたら、大事なことは何も言わずにこの写真だけ送ってきよったわ。阪神ファンのワシにケンカでも売ってるんか?
【今週の競馬裏チャンネル】
その騎乗依頼は努力の賜物
昨年、スマホ問題で1か月騎乗停止となった古川奈穂騎手。その期間を利用することにもなったのが、大井の吉井章騎手との交換留学。期間中は大井競馬で地元の馬への調教を熱心に手伝っていた。
JRAでの調教は1日に3頭ないし4頭程度しか乗らないようだが、大井では10頭以上の調教を手伝っていた。
最初は1日に10頭以上も乗ることなんてないから、体力的に辛かったみたいだね。
それでも文句を言わず食らいついて、遠巻きに見ていただけの関係者も根性があると褒めていた。『交流で乗りに来たら、乗り馬を用意するね』って感じで、周囲の評価は高かったよ。
関西所属ということもあり、なかなか大井の交流へ騎乗する機会がなかったが、明日25日には矢作厩舎のバンデルアースが交流に出走。古川奈騎手が手綱を執ることになった。
大井での騎乗が決定すると、交流戦以外のレースでの騎乗依頼が殺到。4キロの減量も適用されるため、大井を代表するような調教師たちが乗り馬を次々と用意した。
現地の情報通も「それだけ本人が頑張ったということだと思うよ。圧倒的に力が違う馬はいないかも知れないけど、工夫次第では勝負になる馬が多いと思うね」と話していた。
昨年は怪我に泣いたところもあったが、27勝と飛躍的に成績を残した。今年は2月下旬に復帰後まだ3勝のみだが、福島開催で2勝を挙げ見せ場を作っている。
まだまだ4キロ減で乗れるし、多少ペースが上がっても前に行く度胸がある。フォームはいろいろと言われているけど、とにかく4キロ減を活かせる競馬ができれば、それなりに数字は伸ばせるはずだよ。
どうしても、JRAだとそこまで馬が集まらない傾向ではあるけど、福島開催では村山厩舎の馬で特別も勝った。所属の矢作厩舎以外で(減量特典のない)特別を勝ったのは本人の自信にもなったはずだね。
女性騎手全体の人数も増えた上、年数も重ねることで周囲もちやほやしなくなっている。厳しい状況にはなっていくと思うが、一方で騎手として認められていくチャンスもまだまだ残っている。
まずは明日の大井遠征で、昨年世話になった関係者たちに恩を返せるのか。また、JRAでも成績を伸ばしてくるのかにも注目したい。
【ビッグボスの情報注目馬】
あとは天に祈るのみ!晴れれば好勝負や!
堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?