個性派記者の本音トーク 堀江

【競馬裏チャンネル】ストライキ問題の裏で関西の調教師が大活躍(今週の注目馬は2歳新馬や!)

個性派記者の本音トーク 堀江
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まいど!栗東のビッグボスこと堀江でございます。

先週は山川くんが大活躍やったね。日本ダービーはもちろんのこと、葵Sでは馬連1点目1万6870円&3連単36万2410円を含む完全的中と、大ホームランを打ってくれた。ビッグフライ!ヤマカワサン!やな。どすこーい!の方がええか?(笑)

その山川くん、先週末からずっとダービーに関する戦後の分析や情報収集をしていてな。メッチャ気合入れて記事を書いとったので、是非ともそっちも見てあげてな。

ワシ個人的には、最後に触れていた『昨年のダービー』って部分が強く印象に残ったなあ。色々な記憶がよみがえるけど、その時と比べて着実にCHECKMATEは前進しとる。これからも期待してな。

とはいえ、これで満足して足を止めてしまったらアカン。今週からは暦の上では夏競馬に突入して2歳戦がスタート。そして来週からは北海道での中央競馬も始まるからな。また新しい儲けどころがドンドンと始まって行く。

馬券的にはこれから先の夏こそ勝負所やからな。これから先もしっかりと情報収集を進めていきまっせ~。まずは今週も【競馬裏チャンネル】からいくで!

【今週の競馬裏チャンネル】
関西から20名の調教師が手伝いに

ダービーデーの前日である5/25(土)に、関西労、関東労、美駒労の3労組が全面ストライキへ突入した。

関西では、スト突入した関西労の所属している人数がそれほど多くないということや、関西のメイン労組である全馬労が早々に妥結したこともあり、トレセンが封鎖されるということもなく、そこまでの大きな混乱はなかった。

とはいえ、調教師にとっては苦労する週末となった。調教師会は京都と東京の2場で馬を出走させる場合、東京に出向き手伝う方針とし、実際に土曜は約20名の調教師が東京競馬場へ臨場している。池江寿師中竹師などが関東馬を引く姿も目撃されている。

池江先生は出走馬もいたし府中に臨場。空いている時間帯には管理馬じゃない馬も引いていて、パドックでも話題になっていたよ。

ただね、偉いな!と思ったのは今野先生だわ。府中には出走馬がいなかったのに率先して現場に来て、関東馬を引くことを手伝っていた。裏を返せば、美浦の労組は強行策でそれだけ人員不足に陥る可能性もあったということ。

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関東では全面ストには参加しない組合員も続出し、最終的な参加者は50%を超えた位じゃないかと言われている。それでも人が足りていなかったのは事実で、関東の調教師たちからは『関西の調教師の皆さんに、相当協力してもらい申し訳ない』という声も挙がっていた。


翌26日のダービーデー当日には関西労が妥結。関西は一足先に春闘が終了する形となった。

そもそも、ストに参加した組合員には給料や進上金が調教師側から支払われない。昨年は部分ストなので取り扱いの難しいところもあったが、今回は全面ストということで、期間中の賃金を支払わなくても適法となるのだ。

実はその賃金って、組合が立て替えることになるんだよ。関西労に所属している約230名分の立て替えなんてしていたらあっという間にすごい金額になる。しかも、早めに妥結しないと一時金(ボーナス)を受けるのも遅れることになるんだよな。

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関西労は全馬労が妥結していることに対しては批判的だったが、25日のストを見て『これ以上は続けられない』と離脱。組合員からの突き上げもあったのだろう。

29日に入りようやく関東の2労組も妥結。もちろん労働環境、労働者の権利を守ることは重要だが、そもそもこのスト問題には『新賃金/旧賃金』という制度に関する深い議論も必要。スト強行に疑問の残る状況であることに違いない。

そしてそれ以上に、そもそも『生き物相手の商売である』ということも肝に銘じていただきたいところだ。



【ビッグボスの情報注目馬】
世代一発目の新馬戦はこの馬が決める!


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堀江

栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。

長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?

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