個性派記者の本音トーク 堀江

【競馬裏チャンネル】夏競馬では通算1000勝が視野に入る名伯楽に注目だ!(連続好走中ビッグボスの注目馬も見てね)

個性派記者の本音トーク 堀江
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まいど!栗東のビッグボスこと堀江です。

今週から東西主場は福島&小倉へと舞台を移すね。どちらも夏場以外はローカル開催場として使われている競馬場で、開催頻度も高くないところ。せやから、地元の馬主さんからすると「少ない開催なんだから、しっかりモノにしたい」って声が出がちなタイミングやね。

福島や小倉には“名物”と言えるような地元馬主さんも居るからね。そういった方々の所有馬にはしっかり注目していきたいところやな。

G1レースのない夏競馬は「ちょっと馬券は一休み」なんて思われる競馬ファンの方も少なくないだろうけど、こういうローカル競馬場での開催って点も相まって、この時期特有のヤリ話が増えてくる。今後で言えば、セレクトセール絡みの話なんかも大量に入ってくるで。

今年は既におもろい話もぎょうさん聞いとるし、更に来週はもっと深い情報収集が出来るように準備もさせてもらうからね。楽しみにしといてや~。

ほな、今週も【競馬裏チャンネル】からいきましょか!

【今週の競馬裏チャンネル】
JRA通算1000勝を目指す名伯楽

来年2月末で定年・引退が決まっている音無秀孝調教師。さすがに引退前ということもあり、入ってくる2歳馬の数は減っているものの、先週終了時点でJRA・977勝。通算1000勝が視野に入るところもあり、厩舎スタッフも勝ち星を伸ばしたいと考えているようだ。

ただ、今年は上半期が終わった時点で10勝とエンジンがかかり切っていない印象。2歳馬も馬名が登録された4頭は全てデビューしたが勝てず。

特に6/8京都5Rで1番人気に推されたダノンフェルゼンは2.2秒差の大敗。返し馬から馬っ気を出したりと危ないシーンを見せていたが、それ以前に「当週は案外だったからな……」と、状態面ももう一つだったのだろう。

昨年は27勝。厩舎としては久しぶりに30勝を割ってしまった(2013年以来)。JRA交流にも積極的に遠征させるなど意欲は高いものの、どうも成績が上がってこない。それでも通算1000勝は楽に達成できると思われていたが……

今のペースだとギリギリかなー。2歳馬の数も減っているし、障害で期待していたカイザーバローズが登録抹消になってしまったり、厩舎の流れはあまり良くない感じ。

特に6月に入ってから1、2番人気に推される馬が全然走っていないんだよ……。テキ(=音無師)は“瞬間湯沸かし器”みたいなところもあるから、さすがに雰囲気も良くないね。

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とはいえ、成績上位の厩舎とあって馬房数はそれなりに確保されており、新しい2歳馬が少なくとも、3、4歳の下級条件には勝ち負けできそうな馬が複数揃っている。所属の松若騎手小牧加矢太騎手の活躍次第で、厩舎の成績は変わってきそう。

音無厩舎の不調に影響されているのか、弟子の松若騎手も今年は11勝と伸び悩んでいるのだ。

何だかんだ言って、音無先生は所属の2人を乗せている。昔気質なところもあって弟子にはちゃんと怒るんだけど、それでもしっかりと乗せているからね。

松若とすればここで踏ん張らないと、音無先生が引退した後が不安になってくる。今のうちに存在感を示したいよね。

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引退まで残り半年ほど。ここから先、ある程度は自由に采配を揮ってくるはずだ。周囲の関係者は通算1000勝達成を誰もが疑っていないだけに、この夏競馬での巻き返しに期待したい。



【ビッグボスの情報注目馬】
関係者は手替わりに期待しとったね


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堀江

栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。

長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?

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