個性派記者の本音トーク 堀江

【競馬裏チャンネル】セレクトセールで動き回っていた調教師をご紹介!(先週快勝注目馬コーナーも要チェックや!)

個性派記者の本音トーク 堀江
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まいど!栗東のビッグボスこと堀江や。

今年のセレクトセールもホンマにすごかったのう。5億超えの競り合いなんかは「どこまで行くんや!?」という感じやったし、多分本人たちも同じことを思ってたんちゃうかな(笑)。

セレクトセールについては加藤くんも記事を書いてくれていたから、是非これも読んでみてや。

さて、セール後っちゅうのは色々な思惑がうごめくもんや。

馬主さんだってただお金を使って終わりにはしたくないよな。その後のレースで賞金を獲得して、セールの馬代金に充てたいって考えは間違いなく持っているはず。

ちなみにやけど、セレクトセールの馬代金はセール終了の翌日から10日以内に銀行振り込みで支払わないとアカン。ただ、当歳(0歳馬)だけは10日以内に50%払えば大丈夫で、残りは翌年の3月末まででええんよな。だから当歳馬は高くなりやすいんかな?(笑)

冗談はさておき、今週もまずは【競馬裏チャンネル】から行ってみよか!

【今週の競馬裏チャンネル】
関西トップクラスの調教師は営業も上手

世間のインフレ高とは無縁の富裕層が集まっているとはいえ、今年のセレクトセールでは1歳市場が過去最高の売り上げ。さすがに300億円には届かなかったものの、289億円と驚きの値段。当然、トップクラスの調教師は動きまくっていた。

先週も話題になっていた須貝師はあちこちのセリに参加してたな。今福洋介氏のセリにいたかと思えば、目を離したらすぐに他の個人馬主のところへ。金子真人氏が落札したと分かれば、瞬間移動のように近付く……。毎年見ていて思うけど、ホンマに営業上手や。

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須貝調教師の動きの良さは毎年のこととはいえ、友道調教師もフットワークの軽さを見せていたという。界隈で“セール出禁”という噂もあった三木オーナーの落札馬であるイルーシヴハピネスの23は、友道厩舎へ預託される予定。

他にTMグループの馬も入ってくる他、ロデオジャパンことエムズレーシングデルフィニアⅡの23も預託が予定されており、現場では「ダービーを何勝するつもりなんだ!」との声も出ていたとか。

他にも目立っていたのが福永祐一調教師だ。

藤田晋オーナーや、TMグループなどにもしっかりと馬を買ってもらっていたね。この辺りはしっかりと営業をかけているのがわかるわ。

今年はどうしても定年厩舎から引き継いだ馬とか、流れで預かっている2歳馬もいるんで、なかなか調子上がってきていはないところもあるけど、間違いなくセレクトセールでは高額馬や良血馬をしっかりと捕まえていた。すぐにクラシック戦線に入ってきても不思議ないんじゃないかな。

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『栗東でもっとも馬が集まる』という評価も聞こえるのは矢作厩舎。今年もその存在感は強かった模様だ。

落札額が1億円を超えると協会からインタビューをお願いされるんだけど、多くの馬主はこれを拒否するんだ。

ただ、矢作先生は馬主さんが出られない場合でも自分が感想を伝えてくれるんで、マスコミもありがったがっていた。その辺りの操縦術も完璧って感じ。TMグループの馬も入ってきているようだし、もちろん藤田晋氏の馬も預託が決まっていたよ。

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ディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハの子供が上場されなくなってからも、常に高額馬の取引が止まないセレクトセール。関西のリーディング上位厩舎はセールでもしっかりと存在感を発揮していたのは間違いないようだ。



【ビッグボスの情報注目馬】
まさにここは“超”適鞍やろ!


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堀江

栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。

長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?

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