
今日はお楽しみの【調教注目馬】コーナーの前に、いよいよ土曜日に公開となる“別格”の勝負情報である特Aランクの1鞍について、少しばかり触れていきましょか。
『特Aランク』の本命馬は!?
“別格”という情報だけに、どうしても厳しい情報規制がある。そのため情報公開には人数制限があったり、レース前に詳しい話はなかなか公開できへん。
せやけど……どれだけ楽しみにしている情報かというのは、もう少し会員の皆様にもお伝えしたいなと思うてね。細かい実名とかは伏せさせていただくけれども、ちょっとばかしどんな情報馬かってのをコッソリお伝えしていきますわ。
前々から言っとるけど、やっぱり最大のポイントは『新潟開催』ってところやね。暑熱対策で関西主場が休止となる2週間は、普段は関東馬優先となる新潟開催に、関西馬も平等な出走機会が与えられる。

そんでもって、もうホンマ常々言っとるが、競馬っちゅうのは『西高東低』や。結局先週の新潟開催では、関西馬17勝、関東馬7勝と関西の圧勝やった。これだけ力量差があるってことは、関東馬が入り混じるレースは、メンバーレベルが楽になる。
特に3歳未勝利戦と古馬1勝クラス。この二つに関しては、普段であれば新潟でのレースに関西馬はほとんど出走できへん。それが、関西休止による2場開催である先週・今週だけは随分と出走しやすくなる。当然、ここを狙ってきている勝負がかりの陣営が存在するんですわ。
そして、そういう馬ってのは『ただレースに使うだけ』ということはせんよな。何かしらの手を打った上でここに駒を進めている。
この点が“肝”や。
今回の特Aランクの本命馬も「そのチョイスをしてきたか!」という注目すべき点があるんや。関係者も「この厩舎としては『珍しい選択』と言えるんじゃないかな。それをするってことは、力が入っているってことだよ」と、ニヤつきながら話しとったわ。
これ以上詳しい話をすると関係各所に怒られてまうので、これにて堪忍。ぜひここで触れた“チョイス”が何なんのか、想像して、そして実際に情報を見て答え合わせをしてもらえると嬉しいですわ。

ほな、前置きが長くなってもうたけど【調教注目馬】のほうにいこか!
ビッグボスの【調教注目馬】

堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?