個性派記者の本音トーク 堀江

【競馬裏チャンネル】新年のスタートダッシュを決めた関西騎手の裏で“今年は厳しい”の声が!?(注目馬も公開中)

個性派記者の本音トーク 堀江
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まいど!栗東のビッグボスこと堀江でございます。

早いもので今週末の競馬で1月の開催は終わりやね。来週からは2月に突入して、中央場所の舞台は東京&京都へと移っていく。

もちろん現場には馬の適性を考えて東京や京都の開催が始まるまで待っとった組も居るし、それ以外にも「オーナーが府中に近いから」「京都馬主協会の人だから」ってことで、目標に仕上げてきた組も居るのが恒例や。

何より東京&京都の2場ってのは、最後の直線も長くてコースも広く、紛れが生じづらい設定でもあるからね。各馬が能力を発揮しやすい舞台であることは間違いないし、関係者としても、やっぱりそういう競馬場でこそ愛馬を送り出したいという気持ちがあっても、不思議な話やないやろ。

とはいえ、まずは中山&中京の最終週、そしてローカル・小倉の開幕週に全力投球やな!今週もまずは【競馬裏チャンネル】からいきましょか。

【今週の競馬裏チャンネル】
リーディング上位狙えるのは間違いないものの……

先週の開催終了時点で松山弘平騎手がリーディングトップに立っている。川田将雅騎手が出遅れたというところにはあるにせよ、幸先のいいスタートを切ったのは間違いない。

ただ、シンザン記念で騎乗していた関東馬・レーヴブリリアントのレースぶりに関しては「掛かるところのある難しい馬だったけど、あんなところでマクっちゃうのか……」と現場で苦言も出ていたという。

そのシンザン記念では、早めに進出したこともあって直線では脚をなくし、フラフラしているところを武豊騎手(タイセイカレント)に弾かれてしまうアクシデントがあった。

あれはユタカさんが悪いのは間違いない。ただ、直線に入ってフラフラしてたら、あの程度のアタックは食らってもおかしくないでしょ。ユタカさんも4日間の騎乗停止っていう処分には驚いていたって話だしね。

どちらにしても、松山が乗れる騎手なのは間違いないけど、なんだかまだ川田騎手を超えていくという雰囲気はないんだよ。その素質はあると思うんだけどね。

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関西所属のジョッキーで言えば、坂井瑠星騎手西村淳也騎手といったところも好スタートを切っている。20代の二人は伸び盛りという時期であり、今年も順調にいけば100勝を超えてくるペースで結果を残していくはずだ。

また、昨年は惜しくも100勝に1勝届かなかった鮫島克駿騎手“今年こそは”という気持ちがあるはず。ただ「正月の開催でもっとも乗れていたのは高杉騎手なんじゃないか」という話も現場では多く出ていた。今年は50勝を超える数字を楽に残していく可能性がありそうだ。

冬場ということもあり、ベテラン騎手は身体が動かしづらいところもあるだろう。更にこの時期は短期免許で来日する外国人騎手の層も薄い。上位が狙える騎手は、早くからしっかりと勝ち星を伸ばしたいところだ。

関西は伸び盛りの騎手が多いけど、須貝厩舎は関東の佐々木を重用していたりもする。この現象は関東でも起きていて、アキラ(菅原明騎手)(横山)和生(横山)武史なんかを意外と買っていない厩舎も多いんだ。

そういう意味でも、もうしばらくは川田・ルメール時代が続くんだろうね。

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この先は3月に新人騎手がデビュー。今年の勢力図の変化がどうなっていくが注目ではあるものの……


「●●騎手は今年キツイだろ」


と、“昨年ブレイクしていた某騎手”は厳しいという話も現場で噴出していた。来週はその騎手にスポットを当てる予定なので、お見逃しのないように!

【ビッグボスの情報注目馬】
絶好の開幕週×平坦で逆襲に期待大!


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堀江

栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。

長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?

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