
まいど!栗東のビッグボスこと堀江でございます。
今週のトピックと言えば、なんといっても引退調教師・騎手が発表されたことやろうな。
定年を迎える調教師が引退するのはかねてからわかっとったことやけど、それとは別に村山明調教師が勇退することになったんや。
……“なったんや”とか言うたけど、CHECKMATEでは前々からこの件については触れとったんよね。それこそ先日は村山師の勇退がわかっとるからこそ【厳選勝負レース】でええ的中を仕留めたってシーンもあったからな。

この厳選勝負レースの話だったり、詳しいことはまた改めて記事を公開するとして、まずはこの村山師の勇退について【競馬裏チャンネル】にて触れていきまっせ!
この記事はもちろん、明日以降に公開する記事についても見逃しは厳禁やで~!
【今週の競馬裏チャンネル】
勇退の裏に……
村山明調教師の勇退が発表された。
かねてからお伝えしていたように、勇退は以前から決まっていたこと。CHECKMATE情報班からすると“ようやく発表された”というのが本音である。
昨年に馬房を自主返上した際、周囲から「あの厩舎は大丈夫か」との声も出ており、個人馬主も始め「まだまだ辞める年齢でもないだろう」ということを説得していた関係者も少なくはなかった。ただ意思は固かったということだ。
一時期は前向きだったようだけど、厩舎運営にうんざりしていた面もあったんだよね。
ノーザン系の馬でGIや重賞を勝っていたり、社台系の馬も昔はそれなりに走っていたけど……。
最近は預託数も減っていて『俺は干されている』とこぼしていた。(ノーザンファームしがらき)の上層部とも上手くいかずに、最終的にはほとんど縁も切れていたんだよね。
馬主とスタッフとの板挟みになっているようなシーンもあったし、調教師の仕事に嫌気が差していたのは、かなり前からだったんだ。

『今後は何も決まっていない』と本人がコメントを発表しているが、水面下で“競馬に関する仕事は続ける”ような動きもあるという。ただ、今はさすがに少し休みたいとの気持ちも強いだろう。
村山厩舎は近年成績を落としていたとはいえ、関東の底辺厩舎とは違い“稼げない”という訳ではない。それでも勇退するというのは、よほど調教師の職務が辛かったということだ。
結局、ノーザンや社台と上手く関係性を築き上げていなければ運営は厳しいんだよ。昆厩舎や大橋厩舎のように、社台グループと縁がなくてもそこそこ上手くいくことはあるけど……これって調教師の手腕が問われること。
というか、社台グループ以外にもうるさいところは多いんだよ。
とある厩舎が3月デビューの新人を乗せようとしたら『新人に乗せる馬ではないだろ』と、牧場サイドから一喝されたなんて話もあるから。どうしてもストレスが溜まるものだよね……。

来月には新人調教師や新人騎手を迎える競馬界。誰もが長くその職に留まれることを願わずにはいられない。
【ビッグボスの情報注目馬】
これは鞍上サイドも力が入るな

堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?