
まいど!栗東のビッグボス、堀江でございます。
いやぁ、昨日はえらいことがあったんや。
というのも、7月1日の大井6Rで、ゲート内で転倒した馬が起き上がれず、ゲートが引っ込められへんかったため、レースが不成立になったんや。
(3:35:00あたり。クリックしてアプリで開けばその時間に飛べると思うけど、無理なら自分で時間指定してな!)
映像を見てもらえばわかるけど、これ、ほんまに一歩間違えば大惨事やったな。これに関しては防ぎようがない状況やし、人馬ともに大事故にならずに済んで何よりやし、しっかり馬を制御して止めることができたジョッキーたちの手腕も、ほんまに素晴らしかったわ。
中央でも、もしかしたらこんなことが起こる可能性もゼロじゃないし、無事にレースが行われることのありがたみを感じながら、今週も競馬を楽しみたいと思うで!
そのために、いい情報をいっぱい仕入れてきたから、あとは無事にゲートインして、走りきってもらうだけや。
【今週の競馬裏チャンネル】
過去最高更新ペースで絶好調
四位厩舎が絶好調だ。
5月31日から6月29日までの約1カ月間で7勝を挙げている。それまでは3月の6勝が最高だったことを考えると、この勢いは本物と言えるだろう。
騎手時代のイメージがあると取っつきにくいというのが多くの人の感想かもしれないけど、調教師に転身し、いざ厩舎を構えてみると、従業員にはウケもいい。名騎手、名調教師にあらずというのは、この業界では通説みたいなところはあるけど、ようやく態勢は整ったのかもしれないね。好調な厩舎というのは雰囲気もよくなる。四位厩舎は早くも2025年のJRAで20勝。2024年の24勝が過去最高だが、それはあっという間に抜くでしょうね。

元上位騎手だけあって、個人馬主には顔も利くほか、武豊騎手の紹介で藤田晋オーナーやキーファーズ絡みの馬も入ってくる。
さらにTNレーシング、フィールドレーシングといった頭数の多い個人オーナーの馬も入っているほか、まだ馬主デビューしていないが、昨今のセールで高額馬を購入している小谷野宗靖氏の馬も預託する予定で、預託馬のレベルは確実に上昇しているようだ。
ノーザンファーム系のクラブ馬は案外少ないのだが、それは調教師本人の意向もありそうだ。
ノーザンファーム系クラブの馬もこれからは嫌でも受け入れざるを得ないところもあると思うよ。ただ、調教師本人は思った通りに使えないケースが多いということで、そこまで預託に拘っていないみたい。ロードなどは預かっているから、クラブ馬が嫌という訳ではないんだろうけど、自由度が少なくなるのがネックでしょ。とはいえ、ノーザンファーム側もオーナーズの馬は入れている訳だから、勝ち星がドンドンと増えていくと、預託馬は増えていくかもしれないよ。

ここまでの重賞勝ちは5つだが、その中でも転厩馬のハギノアレグリアスはローテーションなどをよく考えているし、しっかりと重賞を勝てるまでに育て上げた。他はセリで四位調教師が薦めた馬も勝たせて目利きの確かさも評判になっている。
調教師本人が選んだ2歳馬たちも、これからが本番。今のところ元騎手出身では上村厩舎が評判になっているが、四位厩舎も確実に実績を積み上げているだけに、これからも目が離せない。
【ビッグボスの情報注目馬】
今の未勝利なら脚質が違う

堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?