まいど! 栗東のビッグボス、堀江でございます。
競馬も秋開催を迎えて、ドンドン盛り上がってきとるが、世間一般的には世界陸上が話題になっとるな。
まぁ競馬やってる人間は、とにかくレースを見るのが好きやからな。「差せ!差せ!」なんて、つい熱が入ってまうわな(笑)。
中でも、競馬みたいな駆け引きが見られる中距離レースはホンマ面白い。9月17日(火)の女子1500m決勝では、4年間無敗のキピエゴン選手(世界記録保持者)が、いつもの不利を受けない逃げから、楽々押し切って金メダル。出産後も変わらん強さやで、ホンマ恐るべし。
ハイペースでもスローペースでも、どんな展開になっても負けへん。まさに“絶対女王”の称号が相応しいわ。競馬で例えるなら、ダイワスカーレットのような安定感。やっぱり前に行ける馬は、不利を受けるリスクが減るからな。
男子3000m障害の決勝もおもろかった。日本の三浦龍司選手が、中団で脚を溜めてメダル狙いのロングスパート。これは公式チャンネルで見てもらったほうが熱くなれるから、お時間ある方はぜひチェックしてみてな。
今週の競馬裏チャンネル
~大きな1勝
9月15日の阪神5R、芝1600m戦の新馬戦を勝利したのが秋山真一郎厩舎のアイガーリー。
新規馬主の小谷野宗靖氏にとっては個人名義としては初出走、初勝利を収めた格好だ。
アイガーリーは、今年の『千葉サレブレッドセール』にて5番目に高い6710万円(税込み)で落札されていたが、これは秋山調教師の猛プッシュによって購入してもらった馬らしい。
もともと小谷野オーナーは、2024年秋のミックスセールでも馬を購入しており、その後に控えているセレクトセールでも購入意欲があったという。当時は「無理に2歳セールで買わなくても」という話もあったところを、何とか口説き落としたという。
レースでは人気薄だったアイガーリーだが、この勝利に調教師や厩舎スタッフも安堵しているところだろう。
秋山調教師は今年開業したばかりで、ノーザンファーム系も馬を預けているけどお試し期間みたいな感じ。師が過去に所属していた野村厩舎のラインなどからの個人馬主や師も懇意にしていたチャンピオンズファーム系などの馬は集まっており、今年の6勝もまずまずというところなんだけど、最近の調教師はすぐに結果を出さないといけない側面もあるしね。そういった意味で、社台グループの馬を購入してくれる小谷野宗靖氏の馬で勝てたのは、ただの1勝よりも大きいと思うよ。
小谷野宗靖氏が馬主となったキッカケには、武豊騎手が絡んでいる。
その武豊騎手はレースで別の馬に乗っていたが、アイガーリー自身は人気薄ながらポテンシャルの高さを披露した。
実は秋山調教師もアイガーリーの勝利が2歳戦の初勝利。
厩舎が軌道に乗るまで時間は掛かりそうだが、すでに2歳馬の預託はパンパンの状態で1歳も順調に集まっているだけに、これから成績を伸ばしてくる可能性は高いだろう。そして、競馬学校でひとつ下の太宰騎手にも馬を回しているので、そういったところでも結果が出るようになると、さらに厚みが増していくだろう。
傍から見れば、アイガーリーの勝利はただの新馬戦の1勝に映るかもしれないが、秋山厩舎にしてみれば今後の飛躍に繋がりそうな大きな1勝となりそうだ。
【ビッグボスの情報注目馬】
秋華賞への最終便
堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?
