まいど! 栗東のビッグボス、堀江でございます。
実は、奇跡的に日本シリーズのチケットが1枚だけ取れたから、関係者との会食なども兼ねて福岡に行ってきたで。
度重なるピンチを守り抜いて、ワンチャンスをモノにする阪神らしい戦い方で、2-1でホークス相手に勝利!
ええ試合を、ええ席で見れて良かったわ。甲子園のチケットも一般で参加したけども、発売開始10分頃にサイトに繋がった時には、もう完売しとった。阪神ファンは分母がえげつないからな。シーズン中でさえ甲子園はチケットが取れへんぐらいやし、日本シリーズならなおさらや。
ただ、その後はまさかの2連敗。まぁ3戦目はモイネロ様やからな、しゃーないところもある。切り替えて、甲子園で残り2戦2連勝。関西の関係者には熱心な阪神ファンも多い。阪神が勝った翌日は、饒舌になっている関係者も少なくないんや。良い情報収集のためにも、なんとか日本一になってほしいわな。
今週の競馬裏チャンネル
~初の全国リーディング首位も視野に
松山弘平騎手のJRA年間勝利数が110勝に到達し、トップを独走していた戸崎圭太騎手に1着数で並んだ。
また地方・海外を含む成績でも、松山、戸崎ともに113勝。
松山騎手としては初の全国リーディング首位も視野に入りつつある。
しかし10月27日時点で3番手以降のJRA騎手勝利数は
ルメール:100勝
坂井瑠星:100勝
川田将雅:97勝
横山武史:97勝
といった具合で、松山騎手が全国リーディングを獲得できる可能性が高いとは言えない状況。
それでも、ルメールや川田が以前のように勝ち星の数だけに拘らず、チャンスのある馬での海外G1騎乗を優先したり適度に休養も取るスタイルならば、松山にもチャンスが十分あるだろう。
松山騎手は2020年にデアリングタクトで牝馬三冠を達成し、以降は年間で重賞5勝以上、全国リーディング3~5位に定着するまで成績を押し上げ、その存在感を増しているのも間違いない。
さらに成績を伸ばすためには、当たり前のことだが『勝てる馬を確保できるかどうか』という点に掛かってくる。
そこで鍵を握りそうなのがノーザンファーム系の馬となるが……
ルメール騎手が騎乗するノーザンファーム系の馬は関東の厩舎が中心。川田騎手も以前とは違い、ノーザンファーム系に騎乗する機会が減っているからね。そういった意味でも松山騎手へさらにいい馬が回ってきてもいいと思うよ。
そして松山騎手がデビュー時に池添兼雄厩舎に所属していたこともあり、その子息である池添学厩舎の有力馬に騎乗する機会が増えることも期待できそうだ。
ちなみに池添学厩舎の2025年・騎手別成績は
松山弘平:10勝
亀田温心:2勝
北村友一:1勝
池添謙一:1勝
戸崎圭太:1勝
丹内祐次:1勝
圧倒的に松山騎手へ勝ち負けが期待できる回して、着実に勝ち星を積み重ねている印象だ。
さらに、パンジャタワーでNHKマイルCを勝った橋口慎介厩舎や、西園翔太厩舎、長谷川浩大厩舎といった若手調教師からの信頼も厚く、杉山晴紀厩舎、藤原英昭厩舎といったリーディング上位厩舎からの騎乗依頼も多い。
2025年も残り2ヶ月となるが、松山騎手は自己ベストの130勝を超えることができるのか? そして全国リーディングで1位を獲得できるのか?
今後は短期免許で来日する外国人騎手が増加することや、戸崎騎手、ルメール騎手、川田騎手が勝ち星を大幅に積み上げてくる可能性も高いため、松山騎手が全国リーディング1位を獲得する難しいかもしれない。
また今週の松山騎手は、オーストラリアのロイヤルランドウィック競馬場で行われるゴールデンイーグル(芝1500m)にて、パンジャタワーに騎乗する。
海外遠征する関係で勝ち星を伸ばすことができないが、それでも松山騎手を応援している関西の厩舎は多いだけに、順当に勝ち星を伸ばし130勝の壁を超えてくれば、その先に全国リーディングのタイトルが見えてくるはずだ。
ビッグボスの情報注目馬
前走の敗因は指示ミス!?
堀江
栗東生まれ栗東育ちの大ベテラン
栗東トレセンのほぼ隣に生まれ、トレセンから流れてくる馬の匂いを日々感じ、目と鼻の先で競走馬と関係者を見て育った大ベテラン記者。予想に魅力を感じ専門紙記者になるも、「サラリーマンとしての記者生活はつまらない。囲み取材では誰も本音を話さない」と独自の取材術を磨き、現在はフリーで栗東を中心に活動中。
長年の経験で得た嗅覚を武器としており、関西事情はこの男に聞いておけば大体分かると言っても過言ではない。周囲からは“ビッグボス”と慕われ、厩舎関係者も管理馬の相談を持ちかけることも日常茶飯事。アナタが普段見ている競走馬のレース選択にもこの男が関わっているかも……?
