早速だが、ダミアン・レーンが今年もやってくる。
オーストラリアのトップジョッキーであり、日本の競馬ファンにも既にお馴染みであろう存在。彼が来ると春のGIシーズン本番という感じがするよね。
初めて日本に来たのが2019年とかだったから、もう5年目なのね。それでもまだ29歳……若くて困るわ(笑)。
一応、身元引受厩舎は美浦・堀厩舎ということにはなっているが、既に有力関西陣営からの依頼も集まっていて、この春も馬券的に欠かせないジョッキーになりそうだ。
オレたちもレーンには散々世話になってきたし、またリスグラシュー級の“超ド級”と言える勝負情報(2019年有馬記念でアーモンドアイにケンカを売って5万7860円的中)に巡り合いたいもんだ。
そんな中で頑張らないといけない若手ジョッキーたちは大変よね。
オレも関西の若手たちには“情”があるので、できるだけサポートしてやりたいとは思っているが、厩舎や馬主からしたら「より信頼できる騎手を乗せたい!」と思うのは当然のこと。
だって、考えてみてくださいよ。ファンやそこらの競馬記者は「もっと若手騎手に騎乗機会を!」とか「大レースでの乗り替わりなんてけしからん!」なんて勝手に言うけども、自分が馬主の立場なら「大事なレースでは頼れる騎手に乗せたい」と思うのは当然でしょう。川田が空いてるなら川田に頼みたいでしょうに。
とはいえ、若手ジョッキー側は与えられたチャンスを生かすことを考えるのみだし、レース以外でも顔を売ることが大事だ。
そういう意味で、今週火曜日にノースヒルズ軍団の育成拠点である大山ヒルズで行われた『20周年感謝の集い』という会合に、若手たちが沢山集まってたのは良いことだな。
これも仕事のうちと言ってしまえばそれまでだが、休みたいであろう休日に元気に営業活動をしていたよ。言っちゃ悪いが、大山ヒルズがある鳥取の田舎まで赴くのも楽じゃないからね。
外厩情報を担当している情報網の黒木さんもよく、こんな風にボヤいている(笑)。

加藤
関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。
騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。