個性派記者の本音トーク 加藤

【乗り替わり連発】岩田望に一体何が起きている?

個性派記者の本音トーク 加藤
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皆さん、事件です!

どうも、関西騎手は大体トモダチ、加藤です。

挨拶もそこそこに、今日は早速本題に入らせてもらいます。


岩田望来の周辺が明らかにおかしい……?

岩田望と言えば、皆様もご存知の通り最近の若手ジョッキーの中では一番の有望株と言って差し支えない。5年目を迎えた今年は先週終了時点で41勝(全国リーディング4位)、先週も元気に騎乗していて勝利も挙げている。外から見ている限りは体調面の問題は特になさそうに見える。

ところが、次週の騎乗予定馬……しかもGIレースで乗り替わりが決まっている。それが下記の2頭だ。

NHKマイルC:ドルチェモア(三浦予定に)

かしわ記念:ヴァレーデラルナ(戸崎予定に)

特に、ドルチェモアに至っては前走(ニュージーランドT)で横山和に戻ったと思いきや、今回は継続でも、朝日杯を勝った時の坂井瑠でもなく『何故、岩田望になるんだ?』とかなり疑問の声が界隈でも飛び交っていた。

そこから、レース1週前になってさらに予定変更という普通ならあり得ない状況になり、加えてお手馬だったヴァレーデラルナまで降板ということになったのだから大騒ぎなのよ。

昨日の1週前追い切りで騎乗したのが三浦だったことで、オレも“アレッ?”ってなったのよ。わざわざ栗東に来て……ということではなく、元々乗る予定だった岩田望じゃないってことにね。

ま~、ドルチェモアのオーナーさん(スリーエイチレーシング)は“騎手の選り好みが激しい馬主のひとり”とは前々からよく言われている上に、三浦は割と重用されているので、彼が乗ること自体は分からなくもないんだけど、経緯がねえ……。


こういう時、現場では様々な憶測が飛び交う。

「裏で粗相をやらかしたんじゃないか」

「関係者とケンカでもしたか?」

「最近、大レースで上手く乗れていないからね」


という風に。まあ、競馬村はウワサ話が大好きですからねえ。


ただ、中には当然“ハズレ”の話も多数混じっているので要注意だ。この件がスポーツ紙や専門紙で深掘りされることは無いだろうけど、事情を詳しく知らない人たちがインターネット上で好き勝手に喋ることは容易に想像がつくからね。


この件については、特に信頼がおける関西事情通を交えて「明日、ジックリ喋ろうぜ!」と誘われているので、色々と話を聞いてくるよ。何かお伝えできることがあったら当欄でも公開するかもしれない(※全体には公開できないかもしれないけど)ので、続報をお待ちいただきたいところ。ついでに……と言っては何だが、騎手界隈のその他のネタや、来週以降の勝負情報についても色々と仕入れてくるよ。


それから、天皇賞(春)の方も面白くなりそうだ。全体の分析や枠順確定後の話などは山川クンに任せているので、彼のコラムもご参照のほどを。



個人的な興味は、やっぱり横山兄弟がどういう展開を作るかだな。

オレ達からするとライバルにあたるタイトルホルダーアスクビクターモア横山和横山武が騎乗。そしてどちらも前目からスタミナを活かしたいタイプの馬だ。

横山兄弟がどういった駆け引きを演じるのか。そして、この争いの間隙を縫って一発逆転を目論む関西陣営の話も入手しているので、ぜひともレース当日を楽しみにお待ちいただきたいね!


加藤

関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。

騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。

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