個性派記者の本音トーク 加藤

【オークス】ファンに異例のお願い!川田将雅の心中や如何に

個性派記者の本音トーク 加藤
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モレイラが短期免許取りそうって話は週末にしますわー。今日はオークスに向けた記者会見での川田将雅の発言について喋るから見て行ってくれよ!

どうも、関西ジョッキーは大体トモダチ、加藤です。

先週末は当欄で推奨した日曜東京12Rで、最終的に11番人気と超人気薄だった◎ウインアキレウスからのワイド勝負に沢山の的中馬券報告を頂戴していたと聞いている。改めて感謝申し上げます。具体的なレースの振り返りは『先週のスマッシュヒット』の記事の方でやっているので、そちらもぜひご覧くださいな。



オークスの共同記者会見での一幕
川田将雅が異例のコメントを出した背景を読む

さて、本題。

関西騎手担当として、オークスの最終追い切り後に行われた共同記者会見で、リバティアイランドに騎乗する川田将雅の発言は聞き逃せなかったね。一部を端折っているが、要約するとこんな感じだった。


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競馬場に来られる皆さんに、少しお願いがあります。

ファンファーレが鳴って、皆さんが盛り上がっていただく。それからゲート入りをして、最後の馬が入るときに、皆さんはもう一度盛り上がれる形になっているのですが、

陸上競技のスタートと同じように、ゲートが切られるまでは、あと2秒ほど声援を我慢していただいて、ゲートが開いてから全力で盛り上がってもらえればと願っています。そこの協力をしていただけると、とても助かるなという思いです。


つまり、「ゲート入りの間は声援を我慢してくれ」ということだ。


まあ、騎手の立場としては言っていること自体はきわめて正論だよな。

オークスが行われる東京芝2400mはスタンドの真ん前からスタートするし、大勢のファンが詰めかける前でゲート入りを行なうことになるから、当然ながら声援ひとつで馬に大きく影響することが考えられる。

近年も、ゲート裏でテンションが上がってしまい、レースで折り合いを欠いて惨敗した馬が散見される上に、コロナ渦で観客数の制限が行われたココ数年とは異なり、今年は制限なしで超満員となることが予想されるから、なおさら懸念は大きくなるよな。

ましてや、今回のリバティアイランドは久々に東京への長距離輸送がある。ここ数日は気温も急激に上がってきていて、ただでさえ馬への負担が大きくなりそうな状況にもなってるし、そこに未経験の芝2400mを走らされるワケだから、川田の立場からすれば“馬のためなら何でもやります”ということだよね。


ただし、難しいのは『中央競馬は諸外国と比べても、ファンの声援と馬券購入の大きさで成り立っている部分がきわめて大きい』という部分だ。

川田だって今や競馬界を代表するジョッキーになったワケだから、それは百も承知していると思う。違う視点で見れば「ファンの楽しみを制限するのか?」という声があっても不思議ではない。実際、そういう声が届くことは分かっていたと思う。


それでもなお、この発言ができるところが川田の強さであり、責任感だよな。「ファンあっての競馬であることは分かっているけど、それでも自分はリバティアイランドに携わるすべての関係者のために、勝つ確率を1%でも高めるためなら一部から嫌われても構わない」というね。

“常に良い馬があてがわれているから勝てるだけ”なんて揶揄する声もあるけど、川田が勝ち続けているのはひとえに、今回のケースにも表れているプロフェッショナル精神だよ。それを改めて感じさせられた一幕だったよ。



……とまあ、ここまでは川田視点で書いてきたんだが、もう一歩踏み込んで書くと『リバティアイランドの調整過程は大丈夫なのか?』という裏読みもできるんだよな。

最終追い切りは圧巻の動きだったし、時計的にもハッキリと“他の出走馬とは格が違う”と言えるパフォーマンスだったと思う。

一方で、オークスに向けて渾身の仕上げを施してきた結果『テンションがギリギリで、当日のレース前にどうなるか分からないという不安がある』とも言えなくはないんだよね。この辺りは明日以降も、ギリギリまで厩舎サイドに密着して当日を迎えるつもり。

さて、皆さんはどう考えるかな? 今日はリバティアイランドの話に終始したけど、ココでは書けないような強烈穴馬の話も入手しているぞ。最終結論はレース当日の限定公開をお楽しみに!

加藤

関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。

騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。

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