個性派記者の本音トーク 加藤

【歴史が動いた】三苫の1ミリならぬ『川田の2秒』が競馬界を変える!?

個性派記者の本音トーク 加藤
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どうも~。関西ジョッキーは大体トモダチ、加藤です。

もう再三、色々なところで書かせてもらっているけれど、先週日曜日はオレの推奨馬券に沢山の的中報告、本当にありがとうございました!

【個性派記者の本音トーク:加藤】
[5月21日(日)東京12R]
◎ジャスパーグレイト
○レッドファーロ
△アイブランコ(13番人気)

3連単:7万1730円的中
3連複:1万7390円的中
馬連1点目:530円的中

個人的にも、ココ最近意識して取り組んでいる『馬券の狙い方』が上手く行っているなと思っているし、

やっぱり情報力だけじゃなくて馬券で他と差を付けたいよな~と考えていて、実際に多くの会員様から「馬券のポイント解説も参考になりました!」と言ってもらえるとありがたい限り。今後も皆さんに日々お役立ていただけるコラムや推奨馬券を公開していくつもりなので楽しみにしていてください!

さて、話を表題に移すぞ。

実はオークス当日、オレも他の情報網に加わって東京競馬場に居たんだよ。

CHECKMATE

CHECKMATE

実はコッソリ観衆に紛れてました

もちろん現場での情報収集や、推奨した日曜東京12Rのことなど色々な事情はあったんだけど、一番は『川田が記者会見で話した内容が、当日どう反映されるか』を見ておきたかったんだよな。先週のコラムでも書いていた“ゲート入りの際に2秒、声援を我慢してほしい”ってヤツね。

果たして、この異例のお願いがどれほど聞き入れられるか。非常に興味があったんでな。


そして結果はというと……。


『こんなに静かなGIのスタート前』を見たのは初めてかも……


と思っている(※無観客レースは別として)。


川田の発言を受けて、競馬場に流れる実況中継(ラジオNIKKEI)の中でも繰り返し「発走前はお静かに!」というアナウンスがあったし、ターフビジョンでも同様の注意書きが何度も流れていた。

そして、現地の競馬ファンの大半がそれに応えるかのように、ゲートイン中は静かに出走馬を見守っていたのが印象的だった。テレビ越しで見ていた方々にも伝わっていたと思う。大袈裟かもしれないけど、競馬界の歴史が大きく動いた1日だったんじゃないか?

この文化が定着すれば、今後のGIレースでも馬優先でゲート入りが行われるだろうし、大歓声の影響を受けてテンションが昂ってしまい、力を出し切れずに終わる馬が少しは減るんじゃないかなと思うね。


そして何より“今まで誰も提言しなかったことを敢えて言った”川田の影響力の大きさも感じた場面だった。

昨年のサッカーW杯では、三苫選手がラインを割るスレスレのところでボールを繋ぎ、ゴールを演出した場面で『三苫の1ミリ』というワードが大いに話題になったけど、今回は『川田の2秒』が競馬界を大きく変える第一歩になったんじゃないかと思う。


そんな川田について別の話もしておくと、安田記念ではソダシへの騎乗が決まった。

元々、ヴィクトリアマイルでソダシに騎乗したダミアン・レーンは最初から別の騎乗予定馬(セリフォス)が居て“どうなるんだ?”と思っていた方も多いと思うが、この決定によってファンの皆さんはもちろん、スポーツ紙や専門紙の記者たちも取捨選択に悩むことだろう。

個人的には、この決定で『安田記念もかなり面白くなったな』と思っている。競馬の祭典・日本ダービー週にこんなことを言うのも空気が読めてないのかもしれないが「今から翌週のGIも楽しみにしておいてくれ!」とは言っておきたいね。そこんとこ、ヨロシクゥ!

加藤

関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。

騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。

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