
ども、騎手情報班の加藤です。
木曜になって安田記念の出走メンバーが確定。今年は3頭の除外馬が出たんだけど、その中の1頭が関東馬でありノーザンファーム生産のインダストリア。今年の4月に重賞のダービー卿CTを勝っている馬で、そこから直行ローテでの除外になった。
今年同じようなことが桜花賞でもあったんだよね。関東馬のノーザン生産馬であるメイクアスナッチが桜花賞を賞金不足で除外に。代わりに出走したニュージーランドTで11着に惨敗していてね。
今回のインダストリアは来週のエプソムCへとスライド出走予定。果たしてどんな結果になるかな?
【安田記念】気になる天気
どんな買い方が正解か?
さてその安田記念。やはり世間のマスコミやファンが注目しているのは、川田が騎乗するソダシになるのかな。もちろん俺たちはソダシに関する話も含め、現場で色んな関係者情報を得ているんだけど、特に今回各関係者が口にするのが“天気”だわ。
特に金曜は関西も関東もかなりの大雨になりそうでしょ?地方の園田競馬なんかは「中止になる可能性もある」って事前に言っているぐらい。災害級の雨になりそう(これに関しては皆さまも本当にお気をつけくださいね)。
となると、陣営としても気になるのは日曜東京の馬場状態。現状の予報では日曜が晴れになっているので「そのまま乾いてくれ!」という声や「もっともっと降ってくれ!」という話まで、色々聞いている。いざ当日を迎えてどんな天気になっているか。
その状況次第で各関係者のトーンは変わりそうだが、俺が信頼を寄せている一頭は『どんな馬場でも関係なし』って話。それぐらい自信を持っているってこと。それがどの馬のことなのかは、当日情報含めてご覧くださいね。
最後に……悲しい話が多くなりがちとあって触れてこなかったが、今年35歳だったナイスネイチャがついに逝ってしまった。母ウラカワミユキも36歳まで生きたんだから、この親子は長生きだったなあ。
何よりネイチャは引退馬支援においてとんでもない貢献をした。ここ数年のバースデードネーション(誕生日を祝っての寄付)では1億6000万円ほどを集めたんだ。現役馬が重賞やG1を勝つような稼ぎだよ。本当にすごい。
そして、今だからこそネイチャに一つ感謝をしたい。ワイドという券種が生まれたのは1999年だったんだが、このワイドという通称を世間に広めるために広告塔となったのがナイスネイチャだった。有馬記念で3年連続の3着という実績があり、当時メインだった馬連や枠連での的中に一歩届かなかった……というキャラだったからね。
調べれば出てくるだろうし、安田記念デーのレーシングプログラムの表紙にも掲載されるんだけど、ネイチャが『ワイド』と書いてある紙をくわえている写真は、なかなかのインパクトがあった(笑)。
その効果もあって、ワイドという馬券が一般ファンの間にも普及。今でもワイドという馬券がちゃんと売れているから、当たりやすさとは裏腹に意外といい配当になるケースも少なくはないのよ。
【目黒記念(G2)】
[5月28日(日)東京12R]
◎ディアスティマ(6番人気)
△ヒートオンビート(4番人気)
△サリエラ
3連複:7770円的中
ワイド:1470円的中
ワイド:1240円的中
【個性派記者の本音トーク:加藤】
[5月14日(日)東京12R]
◎ウインアキレウス(11番人気)
△ウナギノボリ(3番人気)
ワイド:5810円的中
これだけの配当があれば、ワイドでも十分に利益を出せる可能性が高いでしょう?馬券を買う側というのは、買うレースも、買う券種も自由に選べるんだ。その時々に合う買い方を選べるように、我々もここはしっかり意識していきたいね。
さて、安田記念はどのような買い目になるか?是非当日に公開される情報をお見逃しなく!!

加藤
関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。
騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。