関西ジョッキーは大体トモダチ、加藤です。
北海道シリーズが終わって今週からはいよいよ秋競馬。オレは当分、栗東に腰を据えての取材活動になりそうだ。引き続き頑張らないとな。
さて、今日はちょっとしたニュースの話を。本当はミナリクの話題をしようかとも思っていたんだけど、オレ以上に思い入れが深い美浦の佐山さんに喋ってもらうことにする。彼は本当に“ナイスミドル”という表現が似合う、誰からも好かれるジョッキーだった。亡くなったのは本当に悲しいよ。
そろそろ調教師試験・騎手試験の季節です
秋競馬スタートの9月ということで、一般的には大レースに向けた人馬の動きが大きくクローズアップされる時期だけど、この時期恒例のイベントが色々と存在する。
その中のひとつが『新規調教師試験・騎手試験』だ。
今年は調教師の一次試験が9月13日(水)に予定されている。騎手(※競馬学校生を除く)は9月27日(水)だったかな。その試験の申込締め切りが今日の正午で、それを受けて出願者の人数がつい先ほど発表されたんだ。
内訳は調教師試験が132名、騎手が11名(うち7名が競馬学校生)とのこと。要するに、騎手試験が外部から4名が申し込んだということになる。
その中の1名は以前から報道されているように、フランスの女性騎手ミカエル・ミシェルだと思われるが、残り3名が誰なのかがオレも正直分かっていないんだよな。
意外なジョッキーがJRA騎手への転身を狙っている可能性があるので、独自ルートで色々と探りを入れている。もしお伝えできるような状況になったらココで紹介させてもらうかも。
そして、調教師の方は……まだ大っぴらにはできないけど、栗東界隈では『昨年のユーイチ(福永祐一)に劣らぬ“現役騎手”のサプライズがあるかもしれない』という話でごく一部が盛り上がっている。
昨年、ユーイチが調教師試験を受けるという話題が表沙汰になった時、ファンの皆さんだけではなくスポーツ紙・専門紙の記者の中でも驚きの声が挙がった。なんと言っても、騎手として円熟味を増してきたタイミングだったからな。しかも、試験勉強に取り組んでいる話は外にほとんど漏れていなかった。
ただ、オレは昨年のこの時期からサイト上で再三、ユーイチの転身ネタは採り上げていたからな。あんまり直接的には書かないようにしていたけどね。当然、前々から知っていたけど、本人の意向もあったからね。
無論、調教師試験に申し込むと言っても「先々を見据えて“お試し”で受ける」というケースもあるから、オレが聞いている“ビッグネーム”がすぐに調教師転身になるとは限らないけれど、この件についてはいつか伏線が回収される日が来ると思うので、皆さんもぜひ覚えておいていただければと思う。
今日はちょっと馬券に関係ない騎手ネタを採り上げたけれど、秋競馬も他では入手できないような情報でしっかりと差を付けながら、良い馬券をお届けできるように取り組んでいくので、引き続きCHECKMATEをご愛顧いただければ幸いだ。
加藤
関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。
騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。