どもっす!関西ジョッキーは大体トモダチ、加藤です。
今日はまたもや福永祐一厩舎絡みの話題だ。やっぱり目が離せねえな~。
ココ最近、自分(加藤)と堀江ビッグボスの間で『福永祐一・マニアックス』っていうタッグを勝手に組んでるんだけど(笑)、ユーイチ厩舎の動向、内情は追いかけていると本当に面白い。
先週の【最重要機密情報】(3/17阪神9R)で我々は満を持してユーイチ厩舎から初めての◎本命提供⇒そして的中と相成りまして、今後も大事なタイミングで良いネタをしっかりと引っ張ってこれるように頑張らないとな。
そんなユーイチ厩舎絡みの話はビッグボスが過去に何度も書いているのでそちらも参照のこと。
あるいは、【個性派記者の本音トーク】コンテンツにはハッシュタグ機能が付いているので、そちらで“#福永祐一”の記事をチェックしてもらえればと思います。
さて、そんなユーイチ厩舎に、新たな即戦力が加わるらしい。
こう書くと“人”の話題のように聞こえるかもしれないが、実際は“馬”だ。先週のスプリングSで4着に敗れたチャンネルトンネルが美浦・堀内岳志厩舎から転厩してくるんだとさ。
これ、堀内センセイの立場からすりゃ気の毒な話でもあるんだよな。
今年で開業3年目、初年度2勝⇒2年目8勝ときて今年は現時点で3勝。歩みはゆっくりとはいえ、少しずつ数字は伸びてきているんだよ。
そんでもって3月から厩舎の馬房数が増えて、管理できる頭数がようやく増えたばかり。ここからが頑張り時ってタイミングで、将来のエース候補がいきなり消えたんだから。
ジュニアC 2着
1勝クラス 4着
スプリングS 4着
この戦績の馬が転厩は流石にツライ……。
ただ、この馬を所有する窪田芳郎オーナーからすると、ユーイチ厩舎への“開業祝い”の側面は少なからずあるだろう。
ユーイチの騎手時代にはとにかく重用されていたし、コンスタントに結果を残してきた。参考までに窪田氏の所有馬が出走した際の騎手別成績はこんな感じだ(上位のみ抜粋)。
騎手 | 着別度数/総騎乗数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
福永祐一 | 9-5-3-17/34 | 26.5% | 50.0% |
ルメール | 4-4-0-5/13 | 30.8% | 61.5% |
田辺裕信 | 4-0-1-15/20 | 20.0% | 25.0% |
幸英明 | 3-4-0-11/18 | 16.7% | 38.9% |
三浦皇成 | 3-3-3-8/17 | 17.6% | 52.9% |
岩田望来 | 3-2-3-8/16 | 18.8% | 50.0% |
藤岡佑介 | 3-0-2-12/17 | 17.6% | 29.4% |
和田竜二 | 3-0-0-7/10 | 30.0% | 30.0% |
川田将雅 | 2-2-1-3/8 | 25.0% | 62.5% |
松山弘平 | 2-0-1-0/3 | 66.7% | 100.0% |
ユーイチは1年前に騎手を引退しているにもかかわらず、未だに最上位クラスの数字になっている。それだけ深い信頼関係が構築されているワケよ。
とはいえ、だ。
今回の転厩、引き金になったのはココ2戦の結果だとオレは思っちゃうんだよな。それくらい内容が悪かった。
スプリングSはレース展開が未勝利戦に匹敵するくらいの超スローペースだったって話は山川記者が過去に分析していた通り。それを中団の外でダラダラと追走した挙句、直線では外へフラつくシーンがあって、他の馬の邪魔をして制裁をとられているんだよな(鞍上に過怠金5万円)。
もう一戦前の1勝クラス戦もスローペースになり、直線では行き場を失って詰まり通しだった。残り200mを切ってようやく仕掛けられたけど、盛大に脚を余しての敗戦。まともなら楽に勝てていただろうな。
要するに、この2戦のどちらかで成果が挙げられていれば、引き続き堀内厩舎に託されていた可能性は結構あったんじゃないかなと思うんだ。
まあ、敢えてここまでは直接的に書かなかったが、デビューから手綱を執り続けてきた松岡正海の責任は大きいと考えている。ジョッキーのレース中の判断ひとつで、最終的に厩舎が期待馬を失った格好になっているんだから。
競馬という競技の性質上、誰かが勝てばそれ以外は負けるわけで、レースの中にミスは大なり小なりある。ただ、その中でも最近は致命的な案件が結構目立つのも事実だ(油断騎乗で2週前にヤラかしたキタトモはよく先週巻き返したとは思うが)。この辺りには喝を入れたいところでもある……。
また、それとは別で、ユーイチ厩舎に転厩してくるチャンネルトンネルに関してはかなり注目しておきたい。番組選び・鞍上チョイスが今から楽しみだ。いきなり川田とかを起用してくるようならとんでもねえな(笑)。
とにかく、ユーイチ厩舎は2024年春の大きな“金の成る木”候補のひとつであることは間違いない。この厩舎の分析はどこにも負けない自負はあるので、『福永祐一・マニアックス』からの情報に一層期待してくれ!
加藤
関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。
騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。