個性派記者の本音トーク 加藤

【手短に】藤岡康太の件

個性派記者の本音トーク 加藤
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騎手情報担当の加藤です。

どうしても関係各所がこの話題で持ち切りなのと、いくつかご質問もあったようなので今日はこの件だけ。

裏ではしっかりと今週末のレース、その先に向けて色々と取材はいつも通り徹底しているので、そちらは今後の情報公開を楽しみに待っていてほしい。

すでに多くの会員様がご存知の通り、先週土曜日に藤岡康太の落馬事故があった。恐らく、後続の馬に蹴られてしまったんだろうな。

当然、オレも気が気じゃなかったんだが、色々な話を引き出せる立場にあるとはいえ、こういうのは『コッチから無理やり聞くような事案』じゃないのは誰だって分かるだろう。それくらいの節度は持ち合わせている。

ということで、今朝の調教中の取材で兄・藤岡佑介が現状を話してくれたんだが、結論から言うと「まだ意識が戻っていない」との話。なんというか、どういう言葉をかければ良いのかすら分からなかったな……。



実のところ、土曜日に落馬事故があって、その直後から“ヤバそう”という話ではあったんだ。当然、誰かが内情を明かしたということは無かったんだが、状況がそれを物語っていた。というのも……。

・現場取材中のムードが明らかに重い

・桜花賞に管理馬(エトヴプレ)を出走させているはずの父親(藤岡健調教師)がパドックに姿を見せなかった

・桜花賞後の取材に応じた鮫島駿(エトヴプレに代打騎乗)の第一声が「藤岡康太騎手の無事を願います」だった

・その他、複数の騎手が開催終了後に「康太の無事を願う」という趣旨の言葉を残していた

この時点で、“ただの落馬事故じゃない”ことは明白だった。とはいえ、なあ……。


つい先日も、高知競馬で塚本雄大騎手が落馬事故により亡くなったというニュースがあったばかり。

その際も触れたが、騎手は特に命懸けでレースに臨んでいる立場にある。けれども、こういう大事故から遠ざかる度に、どうしてもその意識が軽薄になるところがある気がしてならない。それが人間の性というものだろう。


とにかく、今は藤岡康太がターフに戻ってくることを心から願うと共に、この先の春競馬本番、どうか事故が1件でも少なくなることを祈っている。

加藤

関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。

騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。

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