
ども。好きな役は平和(ピンフ)、加藤です。
今回のテーマは“麻雀”。
ジョッキーの中にも麻雀が好きな人は少なくなくて、例えば障害ジョッキーでイロゴトシなんかに騎乗していた黒岩悠がそう。麻雀のプロリーグであるMリーグに参加しているセガサミーフェニックスのジャージを着て。調教に乗っていたりとかしていたね。
実は今、麻雀界が揺れているんだ。人気の某女性雀士が、試合後のインタビューを担当してくれている人に対して「ハキハキしゃべれんかね、麻雀わからんくせに」と発言をしてしまい、炎上しているという経緯。
これに関しては、その後の謝罪対応とか周囲の動きがかなり悪手となってしまっているのも“火に油”って感じなんだけど……それはさておき、この発言はプロとして一番してはいけなかったものだよね。プロが、プロじゃない人を見下す動きになってしまっているんだもの。
そしてこの問題については、我々が普段から気を付けている点だな~、と思ったんだ。といっても、別にオレが誰かに対して「競馬わからんくせに」と発言したいとかそういう話じゃないよ(笑)。
オレたちが普段から情報収集をしていると、結構ビビるような話がポンポンと出てくるんだよ。「え、そんな話全く表に出てないけど、気軽に話してもらっていいんですか?」って内容の話がね。
もちろん面白い話はなんでもかんでも皆様に共有していきたい気持ちがあるんだが、そう簡単にはいかない。こういった類いのものは「ここだけの話なんだけど」という前置きがあったり「他の人には言わんといてくださいね!」とお願いされるようなことだってある。
これを破ってしまうのは簡単な話だし、仮にこういったところで公開しても情報元にバレない可能性だってある。でも約束を破ったと相手が知ったら?もう二度とそんな面白い話は聞かせてもらえないだろうな……。
正直前述の麻雀プロみたいに“腹の中では思うところがある”って状況は、誰しもあり得るシチュエーションだろうけどさ。発言したら/行動したらこの先どうなるか、ちゃんと考えないといけないなと改めて思わされたね。特にオレたちの場合は、今後の情報収集に大きな影響を与えてしまうかもしれない訳だしね。
そうそう、最後に余談なんだけど、近々大物関係者も集結して麻雀する機会がありそうなんだよ。色んな騎手やら調教師やらと直接話ができるような超大物とも同卓できる可能性があるってんで、オレもめっちゃ楽しみにしてるんだ。しばらく牌に触ってなかったので、まずは堀江さんとかを誘って練習しないとな~。

加藤
関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。
騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。