個性派記者の本音トーク 加藤

マタマタ新外国人が来日!燃えよ!ジャパニーズジョッキーズ!

個性派記者の本音トーク 加藤
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祝日お楽しみのところ失礼します、騎手情報担当の加藤です。

通常なら週末の重賞を取り上げて、注目データを総ざらいしていくお時間だが、今週は日曜に大勝負が控えているんで、そちらの最新情報をお伝えするゾ!

ちなみに勝負馬の調教に関しては、ビッグボス堀江さんがじっくりチェックしてくれたみたいなんで、そちらも要チェック!

▼堀江さんの調教ジャッジはコチラ


勝負馬ジョッキーも勝たないとイケナイ事情が……

木曜夕方に出走馬が決まってすぐ、一目散に話を聞いたところ、今回の大勝負の乗り役も相当な手応えを掴んでいる様子。

具体的な名前を挙げると当然バレかねないので、ここでは伏せさせてもらうけど、勝負馬の調整は最終追い切りも無事消化。ソイツ(勝負馬の鞍上)とも親しい関係者に話を聞くと

「あとはレースでフツーに乗るだけッス。任せて下さいよ」

と、オレの真似しながらサムアップポーズしてたとのこと。自信満々の口ぶりが印象的でかなり手応えありの様子だったようだ。

その後、木曜夕方に出走馬も確定して、メンバーを見てもホボホボ当初の想定通り。この後、枠順が決まって、相手関係の上げ下げをキッチリ精査した上で日曜の大勝負に挑みますので、どうぞお楽しみに!


そうそう、今回の大勝負に乗るジョッキーも含めて、何人かで他愛もない話をしてたんだけど、その中で……

「そういえば加藤さん、また近々海外からジョッキー来るみたいっすね」

「月末からはモレイラも来るし、今の内に勝っとかんとなぁ……。良い馬とられちゃいますからアピールしてかないと!」


とのこと。

ここで話題になったのが、今回初めて短期免許取得する予定のオーストラリア所属・マイケル・ディー騎手(以下ディー)。

“なんか名前聞いたことあるなぁ”って思ったんで、リサーチしたところ、実は2020年にオーストラリア遠征していたスズカデヴィアスに乗った経歴が。遠征中5回レース出走して、その内4回乗ったのか、このディーだったんだよな。

このジョッキーの売りは軽量でも乗れるトコロ。一応52キロまでなら乗れるってハナシでな。

外国人ジョッキーは筋肉隆々の分、斤量に制限をかけている者も多い。以前のコラムでも書いたが、定期的に来日するレーンなんかは55キロでも乗れないケースも。

▼レーンの斤量問題のコラムがコチラ

その点、ディーは52キロまでOKとなれば、斤量制限を気にせず営業も出来るし、それなりに馬が集まる可能性もありそうだが……

そうなると割を食うのは日本人ジョッキー。

個人的には、最近日本に来る外国人ジョッキーはピンキリだと思うんだが、それでも“横文字”を見ると過剰反応する関係者が多くいるのも事実。

そうした背景もあって、外国人ジョッキーが短期免許を取得するこれからの時期は、お手馬を取られまいとする日本人ジョッキーのヤル気に満ちた入魂騎乗が増えてくるはずなんで要注目だ!

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ちなみに、今週日曜の大勝負についても、勝負馬のジョッキーにとっては千載一遇のチャンス。来週以降続々来日する外国人ジョッキーが来る前に、勝ってアピールする目算もあるようだから、人馬の奮闘に期待しててくれ!

加藤

関西ジョッキーは「だいたい友達」
幼少期に競馬場で武豊を生で見てジョッキーを志し「圧倒的に勝ちまくるユタカとアンパンマンが幼少期のヒーローだった」(本人談)。残念ながら競馬学校入学の規定に合わず夢を断念するも、同じ世界で働きたい一心で業界に飛び込んだ。「最後に馬券を託すのは騎手。騎手なくして馬券は買えない」が座右の銘で、関西ジョッキーはだいたい友達を公言し、騎手エージェント事情にも深く精通している。

騎手を志しただけあって騎乗技術にはとてもうるさく、ほとんどの騎手のクセを手の内に収めている。横山武史、坂井瑠星など、サイト内でブレイクを予告した若手騎手が軒並み大活躍中。

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