
どうも、美浦の佐山です。
交流戦が終わり、我が千葉ロッテマリーンズは、交流戦5位、勝率も.556と2つも勝ち越した。
しかし、交流戦前と交流戦後のゲーム差はほとんど変わっておらず、むしろ5位楽天との5.5ゲーム差が5ゲーム差に縮まっただけ。それもそのはず。
1位~6位:パ・リーグ独占
7位~12位:セ・リーグ独占
と、完全にパ高セ低。昔から「人気のセ! 実力のパ!」とは言われてきたけど、まさかここまで野球界に格差が広がるとはな。
競馬界も“完全なる西高東低”。特にダート路線の上級条件は関西馬が占めるケースが圧倒的に多い。
ただ最近は、ナダルやニューイヤーズデイ産駒の普及で、ノーザン系のダート馬ってのも増えてきたし、ルヴァンスレーヴや、今年デビューした新種牡馬のクリソベリル産駒も評判が良いみたいだからな。近い将来、関東のダート馬ってのも、そこそこやれるようになるんじゃないか。
来週の水曜に行われる帝王賞に出走予定のミッキーファイト(田中博康厩舎)なんかも「凄く良い感じで来ている。どんどん馬が良くなっているし、これは大丈夫じゃないかな」と関係者からは聞いているし、ルメールもこの馬がいるから、毎年恒例のバカンスを“帝王賞の日まで我慢した”っていう極秘話も、人づてに聞いたぞ。
ただ、そんな状態だからこそ、しぶしぶ騎乗する暑い福島では、そこまでヤル気になってないってことだよな。
ルメールが福島で騎乗するのは、2015年にアンビシャスでラジオNIKKEI賞を制して以来、なんと10年ぶり。今年はモティスフォントに騎乗するらしいが、実は他のノーザンお抱えの素質馬が回避してコレになったって話もあるし、何なら「53kgではルメールが乗れないから、ハンデが54kgになった」って噂も出ているくらいだ。
確かに、1勝クラスすら勝っていないモティスフォントが54kgって、明らかにおかしなハンデの付け方だよな......。
10年ぶりにルメールが来るとなれば、福島競馬場にもファンが殺到するだろうし、ルメールがいる、いないだけで経済効果も段違い。もしかしたら、いろんな力が裏で働いていた......ってこともあるかもしれないな。

佐山
栗東から美浦へ…ライバル陣営の情報は任せろ
ビッグボス堀江を師と仰ぎ、かつては同じく記者として栗東で活動していたベテラン。栗東を出たことのない根っから地元民だったが、ある時に関東情報の収集のため美浦に派遣されたことをキッカケに、今では『ライバル陣営』にあたる関東圏の勝負情報を一手に引き受けるリーダー的存在となった。
本人曰く『向こうの水が合っていた』とのことだが、実際は“遊び”の環境が揃う関東圏の生活が楽しくて仕方がないらしい。しかし、仕事には一途であり、その“遊び”も含めて関係者からの本音を引き出す技術は一級品である。