個性派記者の本音トーク 佐山

【関東陣営は今週が大事】来週からの新潟は地獄の2週間……!?

個性派記者の本音トーク 佐山
佐山

どうも、美浦の佐山です。コッチも暑い日々だ……。

夏の福島・中京開催は今週で終わり。来週からは新潟開催がスタートする。

今週末は個人的にもちょっと楽しみにしている関東陣営のネタがあるので、良い形で締めくくって来週の新しい開催を迎えたいところだ。最近絶好調の堀江のジイさんに負けてられないからな……。

あのジイさん、今でもバリバリに栗東を歩き回ってるでしょ? 昔からお世話になってる直属の先輩みたいなモンだからよく知ってるけど、本当に元気だねえ。

で、冒頭の通り来週からは新潟開催が始まるんだけど、関西圏はどうなるかというと、実は来週・再来週と開催が無い。小倉開催が始まるのは3週間後となる。これが関東勢にとっては地獄なんだよ。

何故かというと、小倉が無い分、関西馬が自由に新潟に遠征できてしまうからだ。

この辺のルールについて、山川記者が色々と解説してくれているのでそちらも読んでいただきたい。『自ブロック制』というやつだな。

ちなみに、新潟競馬場と聞くと関東勢にとってのホームグラウンドのように思われるかもしれないが、実は栗東トレセン・美浦トレセンどちらからでも所要時間が大して変わらない(1時間程度の差)という、内部の人間にはお馴染みの事情がある。

しかも、栗東トレセンから新潟競馬場まではほとんどが高速道路を走る関係で、いわゆる信号でのストップ&発進が非常に少ない。これが馬にとってのストレス軽減になっていたりする。

実際の距離で見ると、美浦⇔新潟競馬場が約380km、栗東⇔新潟競馬場が約550kmと、約200kmほどの違いがあるんだけど、馬運車での移動という観点では馬にかかる負担がほぼ同等なんだ。

それに新潟競馬場……特に芝コースの外回りは直線がめちゃくちゃ長くて、紛れが少ないコース形態だ。能力を発揮しやすいから関係者からの評判も上々で、特に栗東では「新潟なら関東馬相手で楽に勝てるだろう」と勝負されがち。美浦陣営からしたら困った話だが、これが現実なので仕方がない。


そういう意味でも、関東陣営は今週末の開催が非常に大事。

「新潟で関西馬と当たる前に勝負しておきたい」という話が多いし、逆に「来週・再来週とウチは開店休業みたいなモンだ」とハナから諦めている厩舎も目立つからな(笑)。

そんな中でも“コレは思い切った采配だな”という珍しい情報馬の存在を聞いていたり、イイ配当になりそうな穴の関東ネタが入っていたりと、今週末は関東馬にも注目してもらいたい週末になりそうだ。

オレの推奨馬券公開は日曜日の予定。ご取得できる方は楽しみにお待ちいただきたいね。

佐山

栗東から美浦へ…ライバル陣営の情報は任せろ
ビッグボス堀江を師と仰ぎ、かつては同じく記者として栗東で活動していたベテラン。栗東を出たことのない根っから地元民だったが、ある時に関東情報の収集のため美浦に派遣されたことをキッカケに、今では『ライバル陣営』にあたる関東圏の勝負情報を一手に引き受けるリーダー的存在となった。

本人曰く『向こうの水が合っていた』とのことだが、実際は“遊び”の環境が揃う関東圏の生活が楽しくて仕方がないらしい。しかし、仕事には一途であり、その“遊び”も含めて関係者からの本音を引き出す技術は一級品である。

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