個性派記者の本音トーク 佐山

【言った通りにヤバイ!?】新人騎手・舟山瑠泉のバックアップ体制に注目!

個性派記者の本音トーク 佐山
佐山

どうも、関東もますます賑わっております。美浦の佐山です。

2月開催も良い結果、悔しい結果さまざまあったが、その中でも沢山の的中報告をいただき誠にありがとうございました。

関東情報網・佐山
年明けから大活躍中!

個人的にはずっと“脇役でイイ”と思いつつ関西情報社を東からバックアップしてきたが、俺の当欄での推奨も沢山の方に見ていただき、沢山の反響が届いていると聞いて改めて身が引き締まる思いだ。

ただ、ありがたいことに注目度が上がったとしても、根本のスタンスは変わらない。オイシイ馬券をお届けするために日々取材に励む所存だ。


さて、いよいよ今週末から3月競馬に突入する。

そして今週は『引退調教師のラストウィーク』『新人騎手のデビュー』が重なる特別な週末だ。 調教師の引退ヤリ情報に関しては、今年はここまでも十分堪能させてもらったというか、関係各所にかなりお世話になってきたというところ。

最終週ということでもちろん注目したい場面は多々あるけれど、その一方で“最終週だから無理やり使わせてもらった”というような馬も多数混ざっているので要注意だ。

CHECKMATE
引退調教師絡みの主な実績

【1月】

1/13(月)中京10R
マリアナトレンチ(音無厩舎)情報で
馬連1110円・3連複8250円・3連単2万3170円的中

1/26(日)中京11R
サンデーファンデー、○サンライズジパング(共に音無厩舎)情報で
馬連1080円・3連複1240円・3連単1万0680円的中


【2月】

阪急杯(G3)
ソーダズリング(音無厩舎)情報で
3連複1万0740円的中

2/23(日)小倉12R
ミエノブラボー(宗像厩舎)情報で
馬連2100円・3連複2960円・3連単1万5560円的中

というわけで、個人的には今週“から”始まる物語の方を触れていきたい。そう『新人騎手のデビュー』だな。

この辺りの話は先日、騎手情報担当の加藤クンが書いてくれた内容と被るところも出てくるが「その当時彼が言っていたことが本当だった」という部分がハッキリしてきたところもあるので、改めて色々と喋っていこう。

▼加藤クンはこう喋っていた

改めて、今年デビューする新人騎手たちのラインナップはコチラ。今年は7名だ。

■今週末からデビューの新人騎手
氏名 所属厩舎
上里 直汰(ウエザト ナオタ)加藤士(美浦)
遠藤 汰月(エンドウ タツキ)伊藤伸(美浦)
谷原 柚希(タニハラ ユズキ)伊藤圭(美浦)
田山 旺佑(タヤマ オウスケ)新谷(栗東)
舟山 瑠泉(フナヤマ ルイ)田中博(美浦)
森田 誠也(モリタ セイヤ)斉藤崇(栗東)
和田 陽希(ワダ ハルキ)杉山晴(栗東)

この中から、競馬学校時代に複数回行われた模擬レースにおいて、勝利を挙げたのが舟山瑠泉遠藤汰月の2名。どちらも3勝ずつを挙げていて、他は現役ジョッキーが勝利という形になった。

最終的に、在学時に特に成績が優秀だった卒業生に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞したのは遠藤クンの方だったが、とにかくこの2名は注目度が高い。


遠藤クンに関しては、どうやら松岡正海がかなり親身になって面倒を見ているという話がある。

遠藤クンが所属する伊藤伸一厩舎は昨年4勝、一昨年10勝……そもそも2011年の15勝を最後に、年間10勝以下の成績が続いている厩舎ではあるが、その主戦格を務める松岡が色々と仕込んでいるのだろう。

自厩舎からのバックアップは“質”の面では見込みづらいところが否めないが、馬を育てるのと人を育てるのはまた別の資質が求められるところもある。伊藤伸厩舎・松岡・遠藤クンの連携で良い結果を生み出してほしいところ。


一方で、舟山クンに関してはすでに加藤クンが語っている通りで、彼を預かる田中博康厩舎だったり、周囲の関係者のバックアップ体制が手厚いことになっている。

タナパクは若くしてリーディング上位争いの常連になりつつあるし、そんな中でどういう風に弟子を育てていくかは非常に楽しみだ。

そんな中、昨日改めて出走想定表(※トレセン界隈で出回る、その週の出走予定馬・騎手がまとめられたリスト)を見てみると、まさに“新人離れ”したような騎乗予定馬がズラリ並んでいた。

最終的に、つい先ほど(木曜夕方)確定した騎乗ラインナップは下記の通り。

舟山瑠泉騎手
今週の騎乗予定馬

3/1(土)中山1R
シウダーエヴィータ
厩舎:田中博康(美浦)
馬主:サンデーレーシング

3/1(土)中山5R
メリザンド
厩舎:田中博康(美浦)
馬主:シルクレーシング

3/1(土)中山6R
ベラジオボヤージュ
厩舎:上原佑紀(美浦)
馬主:林田祥来

3/2(日)中山1R
レオネッサ
厩舎:池上昌和(美浦)
馬主:シルクレーシング

3/2(日)中山2R
ヴァルトバーデン
厩舎:嘉藤貴行(美浦)
馬主:ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

3/2(日)中山12R
メイデンタワー
厩舎:稲垣幸雄(美浦)
馬主:サンデーレーシング

オイオイ、これ本当に新人か?

ノーザンファーム系の大手クラブに、非ノーザンのクラブ、そしてG1勝利実績(ベラジオオペラ)がある個人馬主。

馬主だけ見たらルメール戸崎でもおかしくないぞ??

もちろん、この両名と同じ競馬場で乗る以上、舟山クンに回ってくる馬は“馬主(クラブ)や厩舎の中でも序列は決して高くない”というケースも多々あるだろうが、それにしても……である。


加藤クンは先述のコラムで、

噂によれば「デビュー週から大物馬主の所有馬に騎乗できるかもしれない」という話らしいし、この子の存在は覚えておいて損はない。

これ、ひょっとするとエージェントも戸崎と同じ人が付く可能性まであるだろうな。

#

と先々の情報を喋っていたけれど、さすがの騎手情報力と言うべきか。そら、関東ジョッキーなのに彼が期待するのも納得だわ(笑)。誰がエージェントに就くのかの見立ても合っていたしね。これ、横山武史がブレイクし始めた頃を思い出す注目度だな。


ということで、今年もニューフェイスたちが競馬場を賑わせてくれる時期がやってきた。

最初だから荒い騎乗も目立つだろうし、レース中に先輩達に迷惑をかける場面も多々あるだろう。くれぐれも安全面には気を付けてほしいが、これはこれで先輩達が通ってきた道でもある。レースでしか学べないことも多いからな。

一人でも多く、そして息長く活躍してくれることを願いたいね。

佐山

栗東から美浦へ…ライバル陣営の情報は任せろ
ビッグボス堀江を師と仰ぎ、かつては同じく記者として栗東で活動していたベテラン。栗東を出たことのない根っから地元民だったが、ある時に関東情報の収集のため美浦に派遣されたことをキッカケに、今では『ライバル陣営』にあたる関東圏の勝負情報を一手に引き受けるリーダー的存在となった。

本人曰く『向こうの水が合っていた』とのことだが、実際は“遊び”の環境が揃う関東圏の生活が楽しくて仕方がないらしい。しかし、仕事には一途であり、その“遊び”も含めて関係者からの本音を引き出す技術は一級品である。

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