本音トーク特別編 教えて!次なる儲け処

【山川サンタが今年も……?】年末・師走競馬は1年のうちでも特に『人の思惑』がカネに直結!そして一足早いお年玉も解説

本音トーク特別編 教えて!次なる儲け処
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CHECKMATEでは主に重賞部門、それからデータ面を担当している山川です。皆さん、今日も元気に、馬券やってますか?

少し日は経ちましたが、先日はエリザベス女王杯の的中に沢山の反響、誠にありがとうございました。

こういった場面を年末年始、何度もお届けできるように、ますますの取材と分析に励む次第だ。


そう、世間ではいよいよ『年末年始』というワードが多く聞こえてくるようになった。
この先も大レースが沢山待っている。昨年◎ドウデュースから完璧に仕留めたグランプリ・有馬記念なんかも控えているな。

そう、いよいよ始まろうとしている年末の競馬(師走競馬と呼ぶことも)、そして年明けのお年玉ネタが満載の開催と、実はココから先こそが特に面白い情報ばかりで、大きな儲け処であることはご存知かな?

というのも、年末年始は特に“携わる人”が絡む勝負情報が多いからだ。スポーツ紙や専門紙では明かされない、騎手・厩舎・その他スタッフ……それぞれの立場の裏事情が馬券に繋がるぞ!

ということで、今日は『年末年始の関係者事情』と『それが実は馬券に大きく繋がってくる』という点を詳しく解説していく。大事な儲け処だ、ぜひ年末年始も欠かさずCHECKMATEの情報にご期待いただきたい!

①師走競馬(年末競馬)は
特に『人の思惑』が結果に繋がりやすい!

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1年の締めくくりにあたる年末・師走競馬において、関係者が大きく意識すること。それは『1年間の成績』である。

当たり前の話だけど、競馬における年間成績は1~12月の期間で決まる。師走競馬が終わればリーディング争いも決着を迎えるよな。

つまり、この時期になると、リーディングを意識する厩舎は「とにかく年末に馬をたくさん用意して、少しでも勝利数を稼ぎたい」という動きになる。実際に昨年の年末開催を見てみると……。

2023年 調教師リーディング1位
杉山晴紀厩舎(年間55勝)

12月の出走回数:31回

有馬記念週(12/23~24):9回
ホープフルS当日(12/28):4回

2023年 調教師リーディング2位
矢作芳人厩舎(年間51勝)

12月の出走回数:48回

有馬記念週(12/23~24):12回
ホープフルS当日(12/28):10回

このように、昨年は調教師リーディングを杉山晴厩舎・矢作厩舎で争う中で、特に12月の最終盤は矢作厩舎の出走ラッシュが界隈では話題になった。

元々、出走回数を増やして馬主への稼ぎを狙う厩舎ではあるけども、そうは言っても年末最後の開催3日で22頭はなかなかできることじゃない。可能性がある限り、逆転リーディングの可能性を追ったということだ。


とはいえ、この22回の出走のうち、勝ったのは3頭。2着は3回で、それ以外はすべて馬券圏外だった。相当数、無理して使っていたこともまた事実だ。

当たり前の話だが、数を増やせば勝てる確率自体は上がるかもしれないけど、そもそも勝負になる可能性が高い馬かどうかは慎重に見極める必要がある。

大事なのは『ヤリ態勢』の中で本当に買うべき情報馬を、しっかりと取材して見極めることだ!

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そして、こういった年末の大攻勢は、決してリーディング上位の厩舎に限った話ではないぞ!

競馬関係者にとって最大目標はリーディング獲得かもしれないが、厩舎・騎手それぞれの立場で“目標としている数字”ってのもあって、それを達成するために送り込まれる出走馬はいわゆる『大ヤリ』の可能性が高い。

皆様にもあると思うんだ。日頃の生活やお仕事において、年初に立てた目標をなんとか年末に達成するために頑張る……なんて場面。同じ人間だから、競馬界でも似たようなことが起こる。

ウチは目標にしていた年間30勝に乗せて、来年に向けて弾みを付けたいね!

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さすがに最低でも年間20勝はしないと見栄えが悪いから、何とか年内にあと●つ勝たないと……

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といったモノから、中には、

せめてこの馬だけは年内に勝たせないと、馬主さんに示しが付かない……

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といったような切羽詰まったモノまで様々ある。

ともあれ、師走競馬は『普段以上に、人の思惑にスポットを当てるべき』というところでぜひ覚えておいてもらいたい。

②2025年もご期待ください!
関係者からタンマリ『お年玉情報』

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そして、年末の競馬が終われば、2025年の年始の競馬……要するに『正月競馬』がやってくる。当たり前の話だが(笑)。

で、コッチの儲け処はもうハッキリとしている。ズバリ、関係者からのお年玉ネタだ!

ここでいうお年玉ネタとは、普段から取材させてもらい、情報提供をしてもらっている、現場で働く人間から聞くことができる『年始に用意されている勝負馬』のことを指している。

この辺は、長年の取材活動によって密な関係を構築させてもらっているからこそ……というか、手前味噌ながら、我々は一方的に話を聞いているだけではなく、時にローテーションの相談や騎手選び、または他陣営への諜報活動(!?)なんかもできるワケで。

そういう風に、持ちつ持たれつの関係だからこそ、コッソリと教えてもらえる勝負馬も居る。そして、年明けのソレはまさに“お年玉”となるワケだ。

年明け○週目に使うウチの※※※※※※※(馬名)、コレで馬券を獲ってお年玉にしてくれよ!

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2025年のお年玉はコイツ(※馬を指差しながら)だから、今から覚えておいてヨ。

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というような話で、年末から盛り上がるのがこの世界の常。というか、関係者の中には年末の勝利数争いよりも来年に目を向けている人間も少なくなかったりする。

この辺は考え方にもよるんだろうけど、人間の心理として、やっぱり『一年の始まりは良い形でスタートを切りたい』と考えるからじゃないかな。

たとえば、ジョッキー達は、

「1週でも首位に立てば、騎乗馬の確保が有利になる」

「年末に順位を上げるのは不可能だったので、勝てる馬は年明けに回してもらった」

「期待馬を勝たせて馬主さんからお年玉をゲットしたい」

という風に考えるだろうし、厩舎サイドは、

「1週でも首位に立てば、馬主の印象も良くなる」

「年末のリーディングを早めに諦めて年明けに大攻勢」

「去年は早めに目標を達成したので、勝てる馬は正月競馬を目標に調整していた」

「年末年始は馬の入れ替え不可なので、師走にひと叩きして正月勝負の態勢を整えた」

という風になるのは至極当たり前と言える。こういった人の思惑が馬券に直結するという意味では、年末と一緒と言えるかもな。

このように、年末年始は一年のうちでも特に『関係者の思惑・ヤリ話が多く、非常に高確率で仕留めやすいレース』『この時期のために準備を重ねてきた陣営の勝負馬』がズラリと揃うことでお馴染みだ。

今回の年末年始もしっかりと結果を残せるよう、引き続き準備を重ねていきますので、ぜひ開幕週から一緒に楽しんでまいりましょう。そして勝ちましょう!