関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!
今週からは3歳世代における三冠目のレースが行われる。まずは牝馬の三冠目・秋華賞だ。
牝馬路線って春の大レースは広いコースが舞台となる。桜花賞は阪神外回りの1600m戦、オークスは広い東京コースでの2400m戦だからな。
もちろん小回りコースの重賞もあるにはあるが(フラワーCなど)、基本的には広いコースを使ってのレースが多くを占めている。春の一冠目が中山内回りの皐月賞であり、そこに向けて弥生賞やスプリングSといった中山での前哨戦が行われる牡馬路線とは明確な違いだ。
そしてこの秋華賞は、牝馬戦線において珍しい小回りコースでの2000m戦である。京都の内回りコースは最後の直線が328m。中山の内回りコースとほぼ変わらないのだから、これまで阪神や東京でのレースが多かった3歳牝馬にとって珍しい舞台なんだ。
で、直線が短いコースとなると、先行馬を買いたくならないかね?直線の長いコースでバテてしまっていた逃げ・先行タイプを見直したくなる人は少なくないと思う。
しかし、いくら京都が舞台でもこれだけは覚えておいてほしい。
秋華賞で逃げ馬の単勝だけは
買わんといてくださいよ!
まずはこの点から詳しく確認していこうじゃないか。
馬名 | 性齢 | 調教師 |
---|---|---|
アドマイヤベル | 牝3 | 加藤征弘 |
キャットファイト | 牝3 | 上原博之 |
クイーンズウォーク | 牝3 | 中内田充正 |
クリスマスパレード | 牝3 | 加藤士津八 |
コガネノソラ | 牝3 | 菊沢隆徳 |
ステレンボッシュ | 牝3 | 国枝栄 |
セキトバイースト | 牝3 | 四位洋文 |
タガノエルピーダ | 牝3 | 斉藤崇史 |
チェルヴィニア | 牝3 | 木村哲也 |
牝3 | 出走回避 | |
チルカーノ | 牝3 | 高野友和 |
ホーエリート | 牝3 | 田島俊明 |
ボンドガール | 牝3 | 手塚貴久 |
ミアネーロ | 牝3 | 林徹 |
ラビットアイ | 牝3 | 鈴木孝志 |
ランスオブクイーン | 牝3 | 奥村豊 |
ラヴァンダ | 牝3 | 中村直也 |
逃げ馬の単勝だけは
買わんといてくださいよ!
秋華賞の舞台である京都芝2000m。脚質的には“こういう”コースだよな。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 11- 7- 9- 38/ 65 | 16.9% | 27.7% | 41.5% |
先行 | 34- 31- 23-134/222 | 15.3% | 29.3% | 39.6% |
差し | 11- 20- 24-174/229 | 4.8% | 13.5% | 24.0% |
追込 | 6- 6- 7-180/199 | 3.0% | 6.0% | 9.5% |
前に行けば行くほど有利という傾向にあり、逃げ馬の複勝率は40%オーバー。期間内の逃げ馬の平均人気は5.6人気なんだが、大体半分ぐらいの確率で3着以内に好走している。
ちなみに平均着順は5.1着。馬券圏外に敗れたとしても掲示板ぐらいには入れるって考えると、やはり小回りコースではできるだけ好位を確保するのが大事だとわかるよな。
これだけを見ると、
「じゃあ秋華賞は逃げ馬を狙おう!」
となるのも自然なんだが、それはNG。
2000年以降、京都芝2000mにて行われた秋華賞の脚質別成績を見ると……
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 3- 1- 19/ 23 | 0.0% | 13.0% | 17.4% |
先行 | 6- 4- 4- 63/ 77 | 7.8% | 13.0% | 18.2% |
差し | 15- 10- 16-134/175 | 8.6% | 14.3% | 23.4% |
追込 | 1- 5- 1-110/117 | 0.9% | 5.1% | 6.0% |
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
2000年以降、京都での秋華賞は22回行われているが、逃げ馬の勝利はゼロである。
というか、3着以内に入った馬も4頭しか居ない。そしてその内2頭(08年プロヴィナージュ、12年ヴィルシーナ)に関しては純粋な逃げではないことを踏まえると、やはりハナを切った馬の好走率はかなり低いんだよな。
なぜこうなるのか?
一つは先ほども書いた通り、3歳牝馬戦線において小回りコースでの重賞の施行が少ない点が影響しているだろう。
もう一つは『京都芝2000mが先行有利ということは、関係者としてもよくわかっている』という点が大きいんじゃないかな。
G1ってのは誰でも喉から手が出るほど欲しいタイトル。しかも3歳三冠ともなれば、一生に一度しかチャレンジできないレースになるからな。各騎手としても気持ちが前に出て、少しばかり仕掛けが早くなれば、自ずと厳しくなるのは逃げ・先行勢だろう。
今年のメンバーを見れば先行争いはそう激しくならないはず。となるとどうしても前に行く馬を買いたくなるかもしれないが……とにかく、これまでの傾向を踏まえると『逃げ馬の単勝は買うな!』と言うしかないな。
次回は枠順の確定する10/11(金)に更新予定。実際に発表された枠順や、関係者のリアクションなんかをお伝えしていくので、お楽しみに!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「あぶねー、逃げ馬を買おうかと思ってた」
「でも、どんな馬券を買えばいいんだ?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
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山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。