
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。元気にしてるか!
東京での5週連続G1が終わり、今週からは函館競馬がスタート。北海道シリーズ最初の重賞となる名物レースが、函館スプリントS(G3・芝1200m)だ。
このレースの特徴は各路線から多士済々のメンバー構成が揃うことだ。特に6月からは3歳馬が古馬混合戦に出走してくる。この時期の3歳馬は古馬勢と比べて軽い斤量設定となるため、早い時期から古馬と積極的に対戦させる傾向にある。
今年はブトンドール(牝3・池添学厩舎)にリバーラ(牝3・高柳瑞厩舎)といった3歳馬が出走予定。いずれも2歳時に重賞を勝っている実力馬だ。
そしてタイトルの通り、その3歳馬の一頭であるブトンドールが『勝率75%』のデータに該当している。昨年は新馬→函館2歳Sを連勝しており、ファンタジーSでも4着。今年のフィリーズレビューでも1番人気に推されていたほどで、この3歳世代の中でも高く評価されている馬だ。
では、この馬のどこが好材料なのか?まずはそこから掘り下げていく。このページではレース前日まで随時情報を更新していくので、お見逃しのないように!
馬名 | 性齢 | 調教師 |
---|---|---|
イーサンパンサー | 牡7 | 中野栄治 |
ウォーターナビレラ | 牝4 | 武幸四郎 |
カイザーメランジェ | 牡8 | 中野栄治 |
カルネアサーダ | 牝4 | 加用正 |
キミワクイーン | 牝4 | 奥村武 |
サトノアイ | 牝5 | 須貝尚介 |
シュアーヴアリア | 牝5 | 高橋裕 |
ジャスパークローネ | 牡4 | 森秀行 |
ジュビリーヘッド | 牡6 | 安田隆行 |
テイエムトッキュウ | 牡5 | 木原一良 |
ディヴィナシオン | 牡6 | 森秀行 |
トウシンマカオ | 牡4 | 高柳瑞樹 |
ブトンドール | 牝3 | 池添学 |
マウンテンムスメ | 牝5 | 中野栄治 |
ムーンプローブ | 牝3 | 上村洋行 |
リバーラ | 牝3 | 高柳瑞樹 |
レイハリア | 牝5 | 田島俊明 |
ヴァトレニ | セ5 | 長谷川浩 |
ヴィズサクセス | 牡6 | 奥村武 |
近年のトレンドど真ん中!
ブトンドールは勝率75%!?
近年の函館スプリントSでは、桜花賞から当レースへ直行してくる馬が増えている。3歳牝馬2冠目のオークスは2400m。短距離志向の強い馬にとっては全くの守備範囲外と言える条件だけに、アッサリと出走を諦めて夏に備える馬が増加傾向にある。
そしてこの3歳牝馬が強いんだ。過去10年の【前走:桜花賞組】の成績はこのようになる。
前走桜花賞組の成績
21年シゲルピンクルビー9着
17年ジューヌエコール ①着
16年ソルヴェイグ ①着
16年キャンディバローズ16着
[3-0-0-2]勝率60%!
実に5頭が出走して3勝。21年のシゲルピンクルビーこそ直線でドン詰まりと力を出し切れなかったが、ここ数年は『桜花賞組が出走したら勝つ』という流れになっているほど。
これだけでは5戦3勝=勝率60%。まあまあこれでもかなり確率は高いんだが、実はこのデータ、既に重賞を勝っている馬に限定すれば、16年16着のキャンディバローズがデータから除外される。
つまり、更に勝率が上がって
[3-0-0-1]勝率75%
となるんだよ!
繰り返しだが、9着だったシゲルピンクルビーは直線ドン詰まりの致命的な不利があった。その馬を除けばここ最近は全勝。【重賞勝ち実績のある前走桜花賞組】はもう何も考えずとりあえず買っておけ!と言えるようなデータだよな。
函館スプリントSが6月開催。3歳馬は古馬と比べて軽い斤量で走れるが、この優遇は段階的に解消されていくんだ。1200m戦であれば、8月になったら1キロ、10月になったら更に1キロ斤量が増加していく。6月のレースは非常に軽い斤量で出走可能で、実際3勝している該当馬は全てが50キロという超軽量だった。
「よーし、じゃあブトンドールから買うぞー!」と思ったそこのあなた。
甘い!!!!
一つ見逃しちゃいけないことがあるんじゃないか?そうだ。今年の3歳牝馬は50キロではないんだ。
今年から函館スプリントSの斤量設定が変わって3歳牝馬は基本的に52キロでの出走となる。前年までに比べると2キロ重い。
対して古馬勢は前年比1キロ増の斤量設定。つまるところが3歳と古馬の斤量差が1キロ詰まるということ。一般的に斤量1キロは1馬身=0.2秒と言われており、短距離戦におけるこのルール変更は大きな影響を与える可能性があるんだ。
つまり、ブトンドールは確かに“勝率75%”のデータに該当している一方で、昨年以前に勝った他の馬とはちょっと状況が異なる。好勝負になる可能性は高いと思うが、このデータだけで軸に決める訳にはいかないな。

次回は枠順が確定した6/9(金)に更新予定!枠順を踏まえた関係者の声やデータをご紹介するので、お見逃しのないように!
そして!レース当日には
本当に買うべき3頭を公開します
「データ通りなら3歳馬で良いんだろ?じゃあそれを買うか」
と安易に考えている方や、あるいは夏競馬の重賞ということもあり、
「よく分からないから夏はお休みでいいや」
とお考えの競馬ファンの方も多いことだろう。しかし、それは非常にもったいないぞ!
実は、夏競馬は現場ならではの関係者情報を知っていれば「誰でも大きく勝つチャンスが広がっている」特別な開催なんだ。まずは函館スプリントSから、夏競馬の本当の楽しみ方を体感してみよう!

知っているか?競馬界は圧倒的に『西高東低』だ。
中長期的に馬券で勝っていきたいなら、主軸に据えるのは関西馬であった方が間違いない。でも、ただ関西馬だから全部買えば良いということではない。だからこそ、オレたちCHECKMATEは栗東を拠点に、他では入手できないような関西陣営の本音をお届けすることを武器としているんだ。
冒頭で採り上げたブトンドールの他にも、フィリーズレビューで2着と好走した3歳牝馬ムーンプローブ、昨年2着のジュビリーヘッド、直近はダートで絶好調のテイエムトッキュウなど混戦ムードが漂うが、買うべき馬は明らかに見えているぞ。
ココではまだ紹介できない穴馬も含め「本当に買うべき関西馬」が馬券の鍵となることは間違いないだろう。ぜひ、当日見ていただいて、予想の参考にしてくれよ!

函館スプリントSの本当に買うべき3頭はレース当日に無料公開するぞ!
◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。実はめちゃくちゃ面白い夏競馬、一緒に獲って喜びを分かち合おう!

重賞に関する情報だけではなく、その他の勝負情報もぜひ注目してみてくれ。今年の夏競馬はオレたちと勝ち抜こうぜ!

山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。