山川だ。元気にしてるか!
今週の天皇賞春からまたG1シーズンが始まる。昨年逃げ切ったタイトルホルダーを含めて実力馬が揃った。そのタイトルホルダーから馬券を買おうと思っている人も、それ以外から買いたい人も、見逃しているんじゃないかというデータから触れていくぞ。
もちろん、枠順確定後やレース直前の関係者情報などもここでお伝えしていく。週末までお見逃しなく。
枠 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ジャスティンパレス | 牡4 | 58 | ルメール | 杉山晴 |
2 | ディープモンスター | 牡5 | 58 | 浜中 | 池江寿 |
3 | タイトルホルダー | 牡5 | 58 | 横山和 | 栗田徹 |
4 | メロディーレーン | 牝7 | 56 | 幸 | 森田 |
5 | アイアンバローズ | 牡6 | 58 | 坂井瑠 | 上村 |
6 | アスクビクターモア | 牡4 | 58 | 横山武 | 田村 |
7 | ディープボンド | 牡6 | 58 | 和田竜 | 大久龍 |
8 | トーセンカンビーナ | 牡7 | 58 | 岩田望 | 加藤征 |
9 | ヒュミドール | セ7 | 58 | 武豊 | 小手川 |
10 | サンレイポケット | 牡8 | 58 | Mデム | 高橋忠 |
11 | ディアスティマ | 牡6 | 58 | 北村友 | 高野 |
12 | ブレークアップ | 牡5 | 58 | 松山 | 吉岡 |
13 | ボルドグフーシュ | 牡4 | 58 | 川田 | 宮本 |
14 | マテンロウレオ | 牡4 | 58 | 横山典 | 昆 |
15 | エンドロール | 牡4 | 58 | 永野 | 青木 |
16 | シルヴァーソニック | 牡7 | 58 | レーン | 池江寿 |
17 | アフリカンゴールド | セ8 | 58 | 国分恭 | 西園正 |
昨年覇者タイトルホルダーに
京都は合わない!?
昨年は阪神で逃げ切ったタイトルホルダー
大前提として、本来の天皇賞春というのはこの京都競馬場で行われる。ただ、ここ2年は改修工事の関係で阪神で代替開催となっていた。“異例”の天皇賞春だったということを忘れちゃいけないね。
ということで、ここでは過去10年のデータを京都で行われた直近10年(11年~20年)で見ていく。
まず普段の平場戦でもそうなんだが、天皇賞春は関東馬<関西馬という構図になっている。近年の結果を見ると勝ち馬こそ関東馬4頭、関西馬6頭とほぼ五分の成績だが、馬券に絡んだ馬という観点で見たら一目瞭然だ。
1着:4頭
2着:2頭
3着:2頭
⇒合計:8頭
[関西馬]
1着:6頭
2着:8頭
3着:7頭
⇒合計:21頭
関西馬の方が倍以上馬券に!
近2年の舞台だった阪神競馬場は最後の直線に急坂が控えていたが、京都競馬場は最後の直線が平坦。このレイアウトだけを考えたら先行有利に思えるだろう。ただ決してそんな簡単な話じゃない。というか、むしろレース序盤は後ろに居た馬の方が活躍しているんだよ。
百聞は一見に如かず。実際、レース中盤の時点でどの辺に居た馬が好走しているかというと……
1コーナーでの位置取り
1着:3頭
2着:4頭
3着:2頭
⇒合計:9頭
[7番手以下]
1着:7頭
2着:6頭
3着:8頭
⇒合計:21頭
7番手以下の馬の方が馬券に!
このように、別に前に居なくたって全然好走可能、むしろ中団ぐらいに居た馬の方が馬券に絡んでいる。
そもそも近10年で京都の天皇賞春を逃げ切った馬ってのは、G1・7勝のスーパーホースだったキタサンブラックと、大逃げの馬が居てオルフェーヴルが飛んじまうぐらい変な展開になったビートブラックしか居ないんだから。
考えてみてほしい。何も坂があれば差し馬の方が有利かといえば、そういう訳でもないんだよ。特にタイトルホルダーってのは、速いペースで先行して後続の脚をなし崩し的に使わせる馬。最後はみんなヘロヘロになりながら坂を上るから、同じ脚色になって差せないってタイプ。
これが平坦の直線になると、キレ者が脚を伸ばしてタイトルホルダーを差し切る……なんて可能性も高まるんだ。ただ平坦という部分だけを見て予想するんじゃなく、どういった結果になっているかも含めてしっかりと考える必要があるぞ。
【4/27(木)更新!】
枠順データと関係者の声
さて、枠順が発表されたな。タイトルホルダーの入った3番枠は、京都で行われた直近10年の天皇賞春では[1-1-1-7]という枠順。まあ可もなく不可もなくってところだろう。
タイトルホルダーから馬券を買いたい人にとって朗報なのは、3番枠から好走している馬ってのは、キタサンブラック、カレンミロティック、ナムラクレセント。みんな前で競馬をしている馬なんだ。
開幕2週目でまだまだ綺麗な馬場状態。よって内目をロスなく運べる先行馬にとって歓迎すべき枠。
ちなみに京都での天皇賞春の絶好枠は白帽=1枠。直近10年で4勝もしている。コーナーを6回も通過するレースだし、前述の通り内目の馬場が良いからな。関西馬の①ジャスティンパレス、②ディープモンスターにとっては最高の枠だろう。
と、まあここまでは誰にでもわかる話。競馬新聞を見て予想するライトな競馬ファンが簡単に入手できないのが、現場の関係者の声だ。オレは枠順確定後に関係者を直撃したので、特別に一頭だけ盛り上がっている関西馬をピックアップしよう。
2023年の京都競馬場なら絶好枠になり得る!
さっきからデータ的には内枠がイイという話をし続けてきたが、天皇賞春に関しては一つだけ注意しなければいけない点がある。それが『改修工事の際に外回りコースの4コーナーの角度が緩やかになった』という点だ。
2年半のリニューアル工事を行った京都競馬場は基本的にコースの形状にこそ手を加えていないのだが、一ヵ所だけ改善されたのが外回りの4コーナーの角度。以前は角度がキツかったため、コーナーをタイトに回るのが難しかったんだ。
要は、4コーナーが馬群が広がりづらくなったことで、以前よりも外を通る差し馬のロスが小さくなったって話。長く脚を使う形が身上のボルドグフーシュにとっては、良い枠を引いたんじゃないか。
オレが現場で直撃した某関係者も……
有馬記念の枠順抽選会なんかじゃ、テキ(宮本師)は内枠が当たって喜んでいたけど、ぶっちゃけジョッキー側からすれば『うーん、テンが速い馬でもないからプラスじゃないんじゃないか……』ってなトーン。レースも見ての通り、馬群の外を大マクリって競馬だからね。あの立ち回りをするなら最初から外枠の方がスムーズに行くでしょ。久々の外枠は間違いなく良いと思う。
なんて話していたからな。枠順が発表されて着実にトーンが上がった一頭だよ。
【4/29(土)更新!】直前情報を公開!
有力馬を中心に陣営の本音をチェック
最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(杉山晴/ルメール)
阪神大賞典では2番人気ながら本命に指名。鮮やかに勝ち切ってCHECKMATEの的中に貢献した。
当時お伝えしていたのが「賞金的にまだ心許ない状況。今後G1へコンスタントに出走するためにも、ここはなんとか結果を出しておきたい」という関係者の声。先々の大舞台へ確実に出走するためには賞金加算をしておきたかったタイミング。陣営がある程度仕上げて臨んでいたことは容易に想像していただけるはず。
とはいえ「長距離適性の高い馬だし、天皇賞を見据えた仕上げではあったからね。まだまだ上積みはあるよ」と厩舎サイド。絶好とも言える1番枠を引き当て、周囲の熱は高まってるってもんだ。
(池江寿/浜中)
「これは次を天皇賞と決めるのが早かったなー」とは関係者の声。重賞勝ちがなく収得賞金の額は古馬の中でもそう高くない部類だが、出走が見込めるとあって早々と盾の舞台に照準を定めていたんだよ。普通はオープン特別なんかに行ってもおかしくない立場なんだけどな。そういう意味ではもちろん万全のデキで臨めるし、しかも1枠もゲットだ。「こういう距離を使うのは初めてだし……
申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。大勢にはお伝えできないような裏話を聞いている穴情報馬も居るからな。詳しくはこの先も読んでみてくれ!
タイトルホルダーよりも断然“買い”
天皇賞春の◎本命馬・爆弾穴馬をお楽しみに!
ここまで分析した通り、タイトルホルダーやアスクビクターモアが人気を集めそうな今年の天皇賞(春)だが……。
栗東では「この2頭は逆転できる」「おかげで配当妙味絶大」と大いに盛り上がる強力関西馬の存在あり!
先日・大阪杯でも1番人気は関東馬スターズオンアースだったが、我々CHECKMATEでは確たる裏付けから『大阪杯ではこの馬の一強!』と断じて◎ジャックドールから、10番人気の穴関西馬ダノンザキッドまで含めて3連単3万1240円まで完全的中!
今回も、人気を集める関東馬よりも『本当に買うべき関西馬』は馬券に欠かせないぞ!
そして、栗東に拠点を置くチェックメイトは、今年5月で創設17周年を迎えサイトを大々的にリニューアル!情報コンテンツがさらにパワーアップしたぞ。
もちろん、NHKマイルC週以降も多数の情報コンテンツが見られるので、この機会にぜひキャンペーンに参加して春競馬を楽しんでくれ!
⇒天皇賞(春)で買うべき3頭はココからGETしてくれ!!
山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。